岡本太郎「明日の神話」渋谷駅で設置作業公開-最終調整へ

渋谷駅構内で設置作業が進められる「明日の神話」の一部。今後一般公開に向けて最終調整に入る(写真=岡本太郎記念現代芸術振興財団提供)

渋谷駅構内で設置作業が進められる「明日の神話」の一部。今後一般公開に向けて最終調整に入る(写真=岡本太郎記念現代芸術振興財団提供)

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 JR渋谷駅(西口)と井の頭線改札を結ぶ「渋谷マークシティ」2階連絡通路部分で搬入・設置作業が進められている岡本太郎作の巨大壁画「明日の神話」の設置作業の様子が10月16日深夜から17日未明にかけて報道陣に公開され、壁画中央部分に描かれた「がい骨」が一般公開を前にひと足早く渋谷駅構内に姿を現した。

「明日の神話」設置完成後のイメージ

 「明日の神話」は、岡本太郎がメキシコの地で原爆さく裂の瞬間を描いた、縦5.5メートル、幅30メートルに及ぶ巨大壁画作品。所在不明なって以来、30年以上の時を経てメキシコシティー郊外で発見され、修復作業後、国内で一般公開。今年3月、共に招致に名乗りを上げていた広島市、大阪市に競り勝つかたちで、渋谷への恒久設置が決まった。

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 8月27日から始まった設置工事は、作品の安全を考慮し、仮設の足場などを組む準備に約1カ月をかけ、10月に入り本体工事、壁画搬入を開始。横長の作品を縦に14分割した壁画は、作業員の手によって慎重に搬入、設置作業が進められ、この日は午前中に作品の核にもなっている「がい骨」が描かれた中央部分の2枚を運び込み、実際に壁に取り付けるまでの様子を報道陣に公開した。

 搬入のために特注したという専用の木箱から取り出された壁画は、壁に取り付けるため慎重に立ち上げられ、約1時間30分かけて渋谷駅構内の壁面に掲げられた。この日で14分割された作品のすべての搬入、設置が一旦終了。壁画は今後、作業を深夜から日中に切り替え、外気に触れた際の調整など最終調整を繰り返し、11月17日に一般公開を迎える。

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