陸上・為末大選手、現役続行を表明-「ボロボロで走るのも幸せ」

会見で「ボロボロになりながら走るのも幸せだなと思った」と現役続行を表明した為末選手

会見で「ボロボロになりながら走るのも幸せだなと思った」と現役続行を表明した為末選手

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 陸上男子400メートル障害の為末大選手が10月1日、岸記念体育館(渋谷区神南1)で記者会見を開き、ロンドン五輪での日本代表入りを視野に入れ現役を続行することを明らかにした。

会見第一声で現役続行を表明した為末選手

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 予選で敗退した北京五輪から約1カ月半。黒いスーツにネクタイ姿で会見に臨んだ為末選手は「走りたいという気持ちに逆らえない。ボロボロになりながら走るのも幸せだなと思った」と、五輪前から苦しんだ両脚ふくらはぎのけがを押しながらでも現役を続ける意志を明らかにし、「苦しい思いも含めて陸上競技が好き。代表になれなくなっても走り続けていく」と吹っ切れた様子で語った。

 今後の競技生活については「スタイルは変えないが、トレーニング拠点は海外を考えている」と拠点を海外に移す意向を明らかにしたが、具体的な場所などについては名言を避けた。先月、ラストランとなるレースを走り終え現役を退いた北京五輪男子400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治選手については「(五輪後)話はした。現役続行についてはお互い何も言わなかったし、言われなかった。海外をトレーニング拠点にしていた朝原選手がいなくなり、自分が行きたいと思った個人的な理由もある」と話した。

 けがとの戦いについては「今は無理して実力をキープしているが(北京五輪でも)けがさえなければ、という思いがあった。調整次第ではまだ世界で戦える」と自信をのぞかせ、「走ること以外に喜びが感じられない。それが自分らしさ」などと競技への熱い思いを繰り返し語った。

 競技以外の活動では、中国、南米などを旅して感じたという思いを生かし「スポーツをする上で、日本はアジアの中でも格段に優位な国。自由に競技に向き合えない国をサポートしてアジアへの普及活動を展開していけたら」と話し、「北京五輪では別の競技同士の『横』のつながりが弱いと思った。最先端の情報を広げていける仕組みも考えたい」と意欲をのぞかせた。

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