気鋭写真家・宮原夢画さんがフードクリエイションとコラボ-「味身」展

モノクロームで撮影した作品が並ぶ会場の様子

モノクロームで撮影した作品が並ぶ会場の様子

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 恵比寿のギャラリー「POINT」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-5428-5179)は8月22日より、気鋭写真家、宮原夢画(むが)さんと、フードクリエイション諏訪綾子さんのコラボレーションによる写真展「味身(みみ)」を開催している。

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 宮原さんは、商業写真で活躍する一方、写真作家としても多数作品を発表する。今年3月にはミラノで最新作「TOKONOMA」を発表するなど海外での評価も高い。諏訪さんは、イベントなどを通じケータリング形式のフードパフォーマンスなどを披露し、食を通じた表現活動で新しい「食の価値」を提案している。今回は、以前から交流のある2人が公の場で初めてコラボした。

 会場では、「人からにじみ出る味わい=味身」をコンセプトに制作した17作品を展示・販売。モデルの体の一部に卵や桃、チェリーなどの食材を添え撮影したモノクロ写真が中心で、桃の一片をくわえた口をクローズアップした1枚は、口に縁のある飲食店を経営する人物がモデル。知人の特徴としてとらえた「口」に、内面のキャラクターから浮かび上がったという桃を添えた。

 今回のコラボについて、宮原さんは「お互いのフィーリングが合い共感を覚えた。モデルに対する諏訪さんの違う角度からの視点や解釈が撮影の刺激にもなった」と振り返る。諏訪さんは「精神や肉体、その人が持つ背景などを食材の持つイメージとリンクさせた。作品からにじみ出るモデルや食材の『味わい』を見る人にも味わってもらいたい」と話している。

 開催時間は12時~20時。入場無料。9月6日まで。

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