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代々木PAが「エコPA」にリニューアル-壁面緑化や遮熱舗装など

地下1階・地上2階の休憩施設を新たに設けた「代々木PA」

地下1階・地上2階の休憩施設を新たに設けた「代々木PA」

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 首都高速は4月26日、環境に優しい安全で快適なパーキングエリアとして「代々木パーキングエリア(以下、代々木PA)」(渋谷区代々木神園町、以下代々木PA)をリニューアルオープンした。

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 今回のリニューアルは、パーキングエリアの休憩施設の老朽化や、それに伴う安全性の低下などから進められた。施設そのものを建て替えたほか、環境に配慮した「エコなパーキングエリア」としていくつかの取り組みを行う。

 「壁面緑化」では、代々木PAの壁面に透水性や保水性に優れた「溶岩パネル」を設置。壁面の植え込みで植物栽培を行い、緑化を進める。太陽熱の吸収を防ぐ遮熱性舗装を施した路面は、真夏時のアスファルトの温度(約60℃)と比べて路面の温度を10℃以上下げることが可能となった。また、パーキングエリア入口にはソーラーパネルと風力発電を組み合わせた「ハイブリッドタワー」を設け、発電した電気を建物内の携帯電話充電器(無料)に使用する。

 休憩施設内には、「ドトールコーヒー」とレストラン「よよぎの森」の2店舗が入る。ここでもエコな取り組みが進められている。レストランで出た廃食油は、軽油代替燃料に変換して首都高の工事車両の燃料として使用。トイレでは、小便器にマイクロ波センサーを内蔵し、尿の流れた時間に応じて自動で水量を調整し洗浄する節水トイレを取り入れる。屋上でもエコな姿勢は変わらず、建物の表面温度を約30℃近く抑えることができる屋上緑地を設ける。これによって室内温度を2℃~5℃下げる効果が見込める。

 休憩施設は地下1階・地上2階で、延べ床面積は827.89平方メートル。休憩室を兼ねた2階のレストラン内は全面に「低放射複層ガラス」を用いた。夏は太陽の日射熱を抑え、冬は室内の暖房熱を閉じこめる作用が期待できるほか、全面ガラス張りのためすぐそばの代々木の森の緑も視界に広がる。足もと近くには植栽ボックスを配置して「小さな森」も演出する。

 駐車場は、小型車=36台、大型車=4台、障害者車両=1台の計41台。営業時間は「ドトールコーヒー」「代々木の森」ともに7時~21時。

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