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アルバルク東京、千葉Jに競り負ける 終盤に攻撃でミス

第3クオーターに得点を重ねたテーブス海選手

第3クオーターに得点を重ねたテーブス海選手

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が3月24日、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南2)で千葉ジェッツ(同、千葉J)と対戦した。

17得点リバウンド10本などをマークしたレオナルド・メインデル選手

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 連戦2日目となったこの日。A東京は前日19点差で勝利していたが、「予想していた通り」(テーブス海選手)アグレッシブなプレーを見せた千葉Jに立ち上がりから追う展開となる。一時2桁リードを許すが、ザック・バランスキー選手が残り0.7秒で得たフリースロー3本を確実に決めるなど食らいつく。

 13-20で迎えた第2Q序盤に再び2桁点差を付けられるが、同Q後半5分強は千葉Jを0点に抑える堅守を見せる。攻撃面では「本当にミスが多かったのでミスを無くしてシュートで終わろう」(小酒部泰暉選手)と心がけ、レオナルド・メインデル選手のリバウンドからの得点や3ポイント(P)シュート、メインデル選手やテーブス海選手との連係プレーでセバスチャン・サイズ選手が得点を挙げるなどして29-28と逆転に成功した。

 後半序盤、アタックからのアシストや連続で3Pを決めるなど躍動したテーブス選手。アシストしたプレーについては、「セットプレーではなくディフェンスの裏を突くようなプレーだった。ディフェンスも戸惑うようなプレーだと思うし、積極的にアタックするプレーは間違いなくチームの雰囲気を変えると思うので良かった」と振り返り、3Pはテーブス選手が打つセットではなかったが、「僕のマークマンがヘルプに寄ってたまたま自分がノーマークになった。そういう時に今日みたいに決めきれると、今度はディフェンスが寄ってきて他のプレーが機能する」と手応えをうかがわせた。

 一時9点のリードを奪うが「リラックスしてしまい」(デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC))、点を取り合い53-55と逆転を許す。最終Qは一進一退の攻防となるなか、ロシター選手がバスケットカウント(得点に加えフリースロー)で3点リードを奪う。しかし終盤にミスやリバウンドから速攻で「簡単なレイアップ」を許し追う展開となり、残り17秒からの最後の攻撃でメインデル選手がダンクを決めるが一歩及ばず、69-70で惜敗した。

 終盤の失点が「響いた」と振り返ったアドマイティスHCは、その原因として「オフェンスを遂行できなかった」と指摘。前日の試合後、ミスを減らすことを修正点に挙げていたが、この日もターンオーバーが15回とかさんだ。「タイムアウトでセットプレーを書いてもポジショニングが悪くボールをもらえず、プレーを遂行できなかった。ライアンやセバス(=サイズ選手)など、出場時間の長い選手はいたが言い訳にはできない。チャンピオンシップ(CS)では一つひとつのプレーが大事になる」と続けた。

 テーブス選手も終盤の攻撃を課題に挙げつつ、「一回パンチされるとそのまま20~30点差開く展開の試合もあったが、意外と早く、前半終わりでリードするところまで持っていけたので、リアクションとしては成長を見せられたのかな」と収穫も得た様子だった。

 守備面では、千葉Jの中心選手・富樫勇樹選手を抑えることが「チームとしてキーポイントだったので、全員でやられないように守るというプランだった」(小酒部選手)と言うように、最終Qには3人で囲みミスを誘う場面もあった。しかしアシストを9回許していることから、「チームディフェンスを全員ができていない所があった。振り回された感じはあるかも」と振り返った。

 9655人が来場し、両チームのファンの声援が響いた場内。白熱した中でも千葉Jの選手と談笑する姿も見せていたテーブス選手は、「負けたのは本当に悔しいが、素直に振り返るとCSのような雰囲気でやれるのは恵まれているし、こういう試合のために自分たちはバスケっとしているのかなと思うので、ファンには感謝したいし引き続き応援をお願いしたい」と話した。

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