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渋谷の老舗中華「長崎飯店」が移転・営業再開 道玄坂の裏路地から駅近路面へ

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 「道玄坂二丁目南地区」再開発工事に伴い、いったん閉店していた老舗中華料店「長崎飯店」が4月18日、渋谷フクラス近くの新店舗(渋谷区道玄坂1、TEL 03-3464-0528)に移転し3カ月間ぶりに再オープンした。

長崎飯店オーナーの村中博孝さん(82歳)

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 1975(昭和50)年、渋谷・道玄坂に開業した同店は、それまで東京でほとんどなじみのなかった「長崎ちゃんぽん」「皿うどん」など、「本場」長崎の味を提供し定着させた老舗として知られる。「道玄坂二丁目南地区」再開発に伴うビル解体工事で今年1月22日、48年間にわたる営業にいったん幕を下ろし、新店舗移転に向けた準備を進めてきた。

 閉店後、「あまり遠くに行かないで」「再オープンはいつ頃ですか?」という声が多かったと話すのは、同店オーナーの村中博孝さん。渋谷フクラス近く、もともとドコモショップがあった国道246号線沿いのビル1階に新店舗が決まり、安堵(あんど)した常連客も多かったという。コロナ禍が落ち着き、渋谷駅周辺の家賃が倍以上に高騰していることから、「店舗探しはだいぶ苦労したが、前の店から近い路面の良い物件が見つかった」と満足そうに振り返る。

 新店舗の広さは約23坪、席数は丸テーブル3卓、4人がけテーブル6卓の計42席。ビルの細い裏路地にあった旧店舗と異なり、新店は通りに面した好立地の路面店で、大きな窓ガラスから外光が差し込む明るい店内が特徴。村中さんは「店内はすごく明るくてきれい。でも内装屋さんには『あまりきれいにしないで』とお願いした。きれいにしすぎると、以前来ていたお客さんはきっと敬遠してしまうと思うので(笑)」と入りやすさを重視した。店内の丸テーブルや椅子、壁に設置したランタンなどは、以前使っていたものをそのまま持ってきたという。

 メニューは、看板の「長崎ちゃんぽん」「皿うどん(硬・軟)」(ライス・おしんこ付きのランチ=各950円、夜=各1,000円、価格は全て税込み)、「特上ちゃんぽん」「特上皿うどん」(以上1,300円)のほか、麺類や御飯類など旧店舗と全て変わらず。価格は原材料費やガス・電気料金などの高騰から各種20~50円値上げする。「メニューや味は一切変わらないが、20年来のベテランの調理人に加え、新たな調理人も加わったため、注文からお待たせせずに早く提供できると思う」とサービスの向上をアピールする。

 今年1月に82歳を迎えた村中さんは「まだまだ頑張らなくちゃ」と言い、「(旧店舗と同じく)ランチ時に約150人のお客さんに来ていただくこと」を当面の目標と定める。4年後、同店営業が軌道に乗っていれば、「道玄坂二丁目南地区」再開発工事終了後の新築ビルへの出店拡大も視野に入れる。

 移転記念として18日・19日は、「ちゃんぽん」「皿うどん(硬・軟)」は50円引きで提供。「当初の予定よりも準備が遅れて1カ月間ほど遅くなった。店は新しくなったが、味は変わっていない。道玄坂2丁目の店と同じく気軽にご来店いただければ」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~14時30分、17時~22時(土曜はランチのみ)。日曜・祝日定休。

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