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東急百貨店本店に「最後」の屋外広告 人文字でロゴ表現、テレビ番組とコラボ

東急百貨店のシンボルマークを一文字などで表現した写真を掲出する東急本店

東急百貨店のシンボルマークを一文字などで表現した写真を掲出する東急本店

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 1月31日に営業を終了する東急百貨店本店(渋谷区道玄坂2)は1月1日から、同店のスタッフらが店のシンボルマーク「Q」を人文字などで再現した写真を「最後」の屋外広告として掲出している。

1階特設会場では最終選考に残った写真を紹介している

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 立地する一帯がBunkmauraと共に再開発されることが決まっている同店は、これまでの感謝と未来に向けたメッセージを意味する「THANKS&LINK~ありがとうの気持ちがつむぐ、美しい未来へ~」と題した企画を展開している。

 屋外広告の写真は、トークバラエティー番組「小山薫堂 東京会議」の「写真部」が撮影したもの。BSフジで放送中の同番組は、構成作家・小山薫堂さんがゲストと共に行う「会議」を放映。小山さんや音楽家・松任谷正隆さん、写真家のハービー・山口さんらで構成する「写真部」は、寄せられた「撮ってほしい」という依頼に応じた写真を撮影する「部活動」として活動している。

 今回、施設が来街者に情報を発信するツールとなる正面外壁の屋外広告(グランドウオール、縦約18メートル×幅約10メートル)を活用し、「THANKS&LINK」を伝える企画を立案。社内でビジュアルを検討するも「難しい表現」でもあることから、同番組に依頼した。

 松任谷さんは、前身となる区立大向小学校の跡地に開店したことなど、同店と縁の深い区立神南小学校で撮影。同店のスタッフや同校の児童が参加しシンボルマーク「Q」の丸の部分を人文字でかたどり、ひし形部分を従業員のメッセージをつなぎ合わせて表現した。小山さんは同店で撮影。地階の和洋酒売り場「THE WINE」をはじめとする特徴的な売り場や階段の手すり、働く従業員など300枚を超える写真を撮影したという。同店を背景に撮影した山口さんは、2017(平成29)年~2021年に東急百貨店に入社した若手社員8人をモデルに起用した。

 その後、同店の店長や営業部長、売り場で働くスタッフら10人と、写真を広告に仕上げたアートディレクター天野譲滋さん(ジョージクリエイティブカンパニー)が参加し写真をセレクト。松任谷さんが撮影した写真が同店「最後」の屋外広告に採用された。

 同店1階特設スペースでは今月14日まで、最終選考に残った写真をパネルで展示している。

 同店営業推進統括マネジャーの西川明宏さんは、全ての写真撮影に従業員が関わっていることに触れ、「多くの従業員が楽しく参加していたことが印象に残っている。各自がこれまでの業務を振り返り、今後もお客さまへサービスを続けていくことは変わらないと再認識するきっかけになった」と振り返り、同企画を通じて「本店に来店いただくお客さまだけでなく、本店の前を歩いている地域の方々にも営業終了に向けたテーマ『THANKS & LINK』が伝わり、渋谷の美しい未来について考えるきっかけになればとてもうれしい」と期待を込める。

 屋外広告の掲出は今月31日まで。プロジェクトの過程は同店ホームページで公開している。

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