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「神宮前」交差点の再開発事業、2024年春開業へ 「文化創造拠点」に

平田晃久さんがデザインした外観イメージ

平田晃久さんがデザインした外観イメージ

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 表参道と明治通りが交わる神宮前交差点の一角で進む再開発事業「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」が、2024年春に開業することが決まった。

新築工事が進む現在の様子

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 事業主の神六再開発(神宮前6)と、権利者・特定事業参加者として参画する東急不動産(道玄坂1)が推進する同事業。築50年を超えていたビル「オリンピアアネックス」をはじめ、老舗洋菓子店「コロンバン原宿本店」跡などを含む敷地を一体的に整備している。交差点に面した好立地である一方で、建築物の老朽化や、明治通りの拡幅による狭小な土地、区道630号による変形五差路などの課題もあったエリアだ。

 再開発で街区を再編・統合し、土地の有効・高度利用を図り商業拠点などを整備することでにぎわいを形成するほか、区道630号を廃道し変形五差路を解消することで歩行者滞留空間の確保や敷地西側に新たな歩行者道路を作り、歩行者ネットワークの強化を図る。2020年3月に解体着工、同年1月に本体着工している。

 敷地面積は約3085平方メートル。建設するビルは、地下3階~地上9階、塔屋1階のビル。延べ床面積は約1万9940平方メートル。外装や屋上デザインは建築家・平田晃久さん(平田晃久建築設計事務所)が担当。外装は「KNIT DESIGN(まちを編む)」をコンセプトに、「古と新との融合」「外と内との融合」など「共存しながら未来につなげる」まちづくりをイメージする。「熱負荷低減に効果のある」ガラスを採用するガラスの外装は、ケヤキ並木や街を行き来する人などを映し込むため反射率の高いガラスを採用する凹凸面の「umi」と、店舗のイメージ・コミュニケーションの場ととなるフラットな面の「shima」の2つのエリアに分かれる。

 新型コロナウイルス感染症の流行を機に、物を売るだけではない施設にする方向に事業計画を変更した。現在の東急プラザ表参道原宿の場所にかつて存在した原宿セントラルアパートなど、さまざまなクリエーターが集まり、「唯一無二の消費体験と文化が生み出されてきた」同エリア。同事業では、クリエーターが集まり共創し創造する循環システムに着目し、生活者コミュニティーとともに「創造的な消費体験」を提供。「長期的で新しい文化」を生み出していく文化創造拠点になることを目指す。

 店舗や公共公益施設に加え、駐車場や鉄道用変電施設などを整備。屋上には広場も計画している。大規模災害に備えた防災備蓄倉庫や自家発電設備、防災備蓄装置も整備する予定。

 建設工事はコロナ禍で一時中断した時期もあるが11月末で8割が終わる予定で、2023年8月に完工予定。

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