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オーガニック・ベジタリアンブランド「アリサン」、代々木公園近くにカフェ

定番商品のベジバーガープレートやチャイ

定番商品のベジバーガープレートやチャイ

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 カフェ「アリサンパーク」(渋谷区代々木5、TEL 090-9680-7331)が7月15日、代々木公園近くにオープンする。経営はアリサン(埼玉県日高市)。

犬も入店可能な1階のカフェスペース

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 1988(昭和63)年に、ベジタリアンのジョンさんとフェイさんのベリス夫妻が立ち上げた同社。当時の日本にはオーガニック・ベジタリアン食材が少なかったことからそれらの食品の輸入卸販売を始め、2001(平成13)年には本社1階でオーガニック・ベジタリアンをテーマにしたカフェをオープンしている。

 同カフェにはハイキングをする人など各地から来店があるなか、「遠い」という声もあったことから、かねて東京での出店を検討。埼玉のように「自然が感じられる」公園近くの物件が見つかったことなどから新店の出店を決め、さまざまな目的の人たちが集まる公園のように、カフェやショップなど複合店であることから「パーク」と命名した。同所から埼玉の店舗への送客にもつなげたい考え。

 マンションだった建物を活用する同店の店舗面積は、1階=約40平方メートル、2階=約50平方メートル。席数は、1階=15席、2階=30席。埼玉のカフェ同様、「手作り感」を感じられる店舗は、アメリカから取り寄せた木材や輸入商品が入っていた木箱、埼玉の店舗で使っていた家具を使うなどし、2階の出入り口にはタイルで「ALISHAN」の文字をあしらった。1階は犬も利用できるようにし、2階はイベントなどにも活用することから可動式の家具を置く。

 1階に併設するショップでは、「有機ピーナッツバタークランチ」(1,490円)やジャックさんの母親のレシピを再現した「ママのグラノラ」(864円)などの自社商品、ココナツベースのプラントベースチーズ(799円)、ココナツオイルなどで作る代替バター(637円)など約20カ国から仕入れる食材を取り扱う。

 肉・魚を使わないメニューには、パン、雑穀、チーズ、調味料など同社が輸入している商品を積極的に使うほか、野菜は農家から仕入れ、香料や保存料などは使わずに作る。カトラリー類は繰り返し使えるものを採用する。

 朝から営業し朝食に注力する同店。モーニング(10時30分まで)には、「有機ピーナッツバタークランチ」やバナナをトッピングするオープントースト(600円)や、同じく自社商品で有機オーツ麦などの穀物、ナッツ類、ドライフルーツ、蜂蜜などを合わせる「ジャックのグラノラ」(800円)などを提供。

 ランチ(11時以降)は、自家製ニンジンドレッシングのサラダ、ひき割り小麦や野菜などで作るパティやグリル野菜をスプラウト入りバンズに挟むバーガーの「ベジバーガープレート」(1,600円)、自家製ブレンドのスパイスを使うルーや黒米・発芽米のライスの「お豆と季節野菜のカレー」(1,500円)など埼玉でも定番のメニューに加え、全粒粉の食パンにグリル野菜などを挟むサンドイッチ(1,000円)、グリルドチーズトースト(850円、ビーガンチーズの場合は1,000円)を同店限定で用意する。

 スパイスをミックスした有機茶葉を注文が入ってから煮出すチャイ(750円)やオーガニックの豆を使うコーヒー(460円~)、ソイミルク(430円)などのドリンク、有機のココアパウダー、アーモンドパウダー、クルミなどを使う「ナチュラルブラウニー」(500円)などのケーキやクッキーなどもそろえる。客単価は1,000円程度を見込む。今後は、テイクアウト用のメニューも開発していく予定。

 地域の人たちとのコラボレーションなどコミュニティーづくりを図る同店。今秋以降は2階やキッチンである3階で、コミュニティーやサステナブル、オーガニックなどに関連したイベントを、屋上ではヨガなどのイベントをそれぞれ開催していく予定。

 営業時間は7時30分~18時。水曜・木曜定休。

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