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サンロッカーズ渋谷、京都を延長で下す プロデビュー戦で井上選手11得点

プロデビュー戦で11得点をマークした筑波大・井上宗一郎選手(右)

プロデビュー戦で11得点をマークした筑波大・井上宗一郎選手(右)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が1月26日、京都ハンナリーズ(以下、京都)と戦い延長戦の末91-81で勝利した。

第1クオーターから出場機会を得た小川麻斗選手

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 昨年12月にプロ契約で入団した筑波大学4年の井上宗一郎選手がプロデビューを果たしたこの日。井上選手は201センチの日本人ビッグマンで、アンダー世代の日本代表も経験するなどしている。東京出身なことから、SR渋谷は前身の「日立サンロッカーズ東京」の試合を見ていて「憧れのチームだった」という。ポジション的に「アジア枠や帰化選手がいなかったこと、先輩の西野(曜)さんや盛實(海翔)さんをよく知っていて、育成にも力を入れていると聞いていたので、しっかりやっていける」と判断し、入団を決めた。

 ジョシュ・ハレルソン選手が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判定されたことから急きょベンチ入りすることとなったが、「自分の仕事ができるチャンス」と捉え、「爪痕を残してやろうと言う思いで」コートに立った。

 昨シーズン、特別指定選手としてプレーしていた三遠ネオフェニックスで「(シュートを)打てる場面で『何で打たないんだ』と言われた経験も生かし、せっかくつくってもらったチャンスをつぶしてしまうのはもったいないので全部狙っていこう」と積極的にシュートも放った。「得意」の3ポイント(P)シュートを7本中3本沈めるなど11得点を挙げたが、「準備はしてきたのでびっくりはしていない」と冷静さを伺わせる。

 ディフェンスでは外国籍選手とマッチアップしたが、「大学生と違いプロの外国籍選手が強いのは分かっていたが、先輩たちが練習からしごいてくれたので、練習よりきつくなかった」振り返る。ただ、「1対1で守れないと自分の価値は無いと思っているし、リバウンドでアドバンテージを取られる」などディフェンス面に課題も感じている様子で、「体がついてくればアドバンテージ取られることは無いと思うので、そこからいろいろとプレーにつなげられるかな」と話す。

 「元々あまり(緊張を)しないタイプ」と言う通り堂々としたプレーを見せたが、「プロはお金をもらってバスケットをしている。結果を残せなかったら終わりというくらいの覚悟で試合に向かったので、(結果を残せて)安心した」と安どの表情を浮かべた。

 伊佐HCは「練習の時からバスケットの読みがすごく、体こそまだプロにはなれていないが、ディフェンスでもオフェンスでも行ってほしい所に自然に行ける、バスケットが上手いと言う印象を持っていた」と言い、「オフェンスではシュートを決めきり、ディフェンスでもフィジカルでもそんなに負けていなかったし、本当に爪痕を残した」と称えた。この日は普段とは異なりオレンジ色のユニホームを着用したが「黄色もだが、オレンジも縁が無かったので新鮮」とも。

 この日は、井上選手と共に特別指定選手としてSR渋谷に加入した日本体育大学2年の小川麻斗選手も初出場を果たした。「以前から今日出そうと決めていた」(伊佐HC)というなか、第1Qから出場機会を得るとSR渋谷のスタイルである前線から当たるディフェンスを遂行したほか、シュートも放ち3P1本を沈めた。伊佐HCは「ディフェンスはまだ大学生という感じだが、高校から場数踏んでいるので慌てることなく、持ち前のシュート力で得点も挙げてデビュー戦としては上々、よくやったと思う」と評価した。

 ハレルソン選手の欠場は今朝分かったと言うが、前日の時点で「出られない可能性もあった」(伊佐HC)ことから、チーム全体に「ジョシュが居る時と少しずつ違ってくるから、そのイメージは持っておいて欲しい」と話していたというこの日。16-15と競った立ち上がりとなった試合は、第2Qにベンドラメ礼生選手が攻守でチームを引っ張り一時10点のリードを奪うが、マンツーマンやゾーンなどさまざまなディフェンスをしてくる京都に対し「どちらにも使えるフォーメーションを選択しようと話したが、エンプティーポジションがいくつもあり」(伊佐HC)失速し35-32で前半を終えた。

 第3Qは京都に確率高く3Pを決められるなどして逆転を許し、最終Q前半には最大7点のリードを許す。「ガードの礼生に慌てないようにと伝え、タフショットを打たせてリバウンドさえ取れればまだ時間はあるから」(伊佐HC)と送り出した同Q後半、ベンドラメ選手や西野選手の得点で同点に追いつく。ラスト0.9秒からの攻撃、インサイドでの得点を狙うが京都がゾーンディフェンスをしてきたことから、西野選手が3Pを放ったが決めきれず延長戦に突入。ベンドラメ選手や西野選手が3Pを決めたほか、関野剛平選手が好守を見せるなどして勝利を掴み取った。

 「第4Qに並んだ時から京都の疲れが見えてきていたので、最後は体力勝負で上回ったかな」と話した伊佐HC。延長戦には西野選手や井上選手といった若手選手も起用したが、「(井上選手は)やって欲しい動きをしてくれていたし、シュートも当たっていた。西野をパワーフォワードというセットはちょっとチャレンジだったが、結果的に若い2人がゲームを引き寄せてくれた」と振り返った。

 次節となる今月29日・30日は島根スサノオマジックと戦う予定。

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