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アルバルク東京、大阪に勝ち10連勝 吉井裕鷹選手プロ初ダンクも

プロとして初のダンクを決めた吉井裕鷹選手(写真中央)

プロとして初のダンクを決めた吉井裕鷹選手(写真中央)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が1月23日、大阪エヴェッサと対戦し99対71で勝利した。

吉井選手のダンクに沸くチームメートたち

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 今節は、「特にアレックス(・カーク選手)のコンディションが万全ではない」(ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC))こともあり、ビッグマンのタイムシェアをするためにもルーキー吉井裕鷹(ひろたか)選手が3カ月ぶりにベンチ入りを果たした。

 ライアン・ロシター選手が手を負傷したため「出場するチャンスがあると思って常に準備していた」と言う吉井選手は第1クオーター(Q)から出場機会を得るとフリーの3ポイント(P)シュートを決め、第2Qではディフェンスで体を張った。試合終盤にはBリーグで初のダンクを決めた場内を沸かせたが、「ダンクはかなり体力を消費するプレーだが、自分は常に狙っていかないといけない選手だと思っている。決められてうれしかった」と喜びを表現。アシストした菊地祥平選手は、「彼の能力はすごいものがあるので、それを披露する良い機会だと思った」とパスを選択したという。

 3シーズン前に大阪に特別指定選手として属していた吉井選手。「大阪は生まれ育った街で本当に大好きで、その地域のチームとできるということでかなり思い入れがあった」と言う今節。出場中は主に、昨シーズンまでA東京でプレーしていた竹内譲次選手とマッチアップしたが、「譲次さんは関西人同士ということで、かなり面倒を見てもらった先輩。本当に感謝しているのでマッチアップできてうれしかった」とも。

 久々の実戦となったが、「あわよくばシュートを決められるか、なくらいの感じで緊張せずに臨めた。チームに貢献できたという意味で楽しかったと言えるが、毎回チャレンジしていけたら」と意欲を見せた。試合前には新グッズのペンライトを使ってパフォーマンスしたが、チームの公式ツイッターに「ペンライトといえばオタ芸」と書いてあるのを見て「ほな、オタ芸の要素を組み込んでいくか」とダンスを披露した後、「セバス(=セバスチャン・サイズ選手)に飛行機などの誘導員のようにやったら良いんじゃないかと言われ」、チームメートをコート内に誘導する動きも見せた。

 吉井選手を「(自身をアピールする)チャンスだと送り出した」と言うパヴィチェヴィッチHCは、「大事な時間帯で貢献してくれた。伸びしろのある選手なので、今日のような試合をきっかけにどんどん勝ちに貢献してほしい」と期待を込めた。

 パヴィチェヴィッチHCが「良い形で入れた」と振り返った試合は、大阪の強みであるオフェンスリバウンドや速攻からの得点を「徹底的にやらせないように」したほか、昨日は得点源のディージェイ・ニュービル選手を「出だしで乗せてしまった」ことから、「きっちりマークして、シュート確率を下げること」を指示したと言う。オフェンス面では、「ディフェンスのカバーする範囲を読むよう話し、慌てずに崩しノーマークまたは良いシュートを打てた」と、第1Qだけで32得点を挙げた。

 第1Qからインサイドへのアタックから得点やアシストを決めていた田中大貴選手は、第2Qには竹内選手のシュートをブロックする守備も見せた。前日の試合で、「より良い選択肢を探そうとして消極的になってしまい全く貢献できなかった」ことから「思い切りを持つようにした」と言う菊池選手は第1Qからシュートを狙い、この日は3P3本を含め放ったシュートを100%の確率で決め11得点を挙げたほか、オフェンスファウルを誘発する好守も見せた。第3Qは点の取り合いになり点差を詰められる時間帯もあったが、流れを引き渡すことなく勝利を収め、連勝を10に伸ばした。

 次節の今月26日は、ダイヤモンドドルフィンズをホームに迎える。

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