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アルバルク東京・小酒部泰暉選手、今季の「新人賞ベスト5」受賞

フォーマルな装いで表彰式に参加した小酒部選手

フォーマルな装いで表彰式に参加した小酒部選手

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 アルバルク東京の小酒部泰暉(おさかべ・たいき)選手が、Bリーグ2020-21シーズンの新人賞ベスト5に選ばれた。6月3日に行われた年間表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW2020-21」で発表された。

40%を超えるシュート確率で1試合平均7.7得点をマークするなどした小酒部選手

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 小酒部選手は1998(平成10)年7月8日、神奈川出身。神奈川大学3年時の2019-20シーズンに特別指定選手(当該シーズン3月31日時点で満 22 歳以下の選手を対象にした制度)としてA東京に入団し、今シーズンは大学在学中ながらバスケットボール部を退部しA東京とプロ契約を結んだ。

 強気なインサイドへのアタックや3ポイント(P)シュートなど得点力や、ジャンプ力など身体能力が高く、2019年にはU22日本代表に選出されるなどしている。今シーズンは、手指の骨を骨折し戦線を離脱する時期もあったが、56試合中39試合に出場。エースの田中大貴選手が負傷していた時期は、代わって先発出場をしていた。1試合の平均得点は7.7得点で、フィードゴール(フリースロー以外のシュート)成功率は44.2%、3Pシュートの成功率は41.2%と高い成績を残した。

 新人賞は対象の58人のうちB1リーグのヘッドコーチや選手、メディアによる投票で選出。過去にはサンロッカーズ渋谷のベンドラメ礼生選手、A東京(当時)の馬場雄大選手などが受賞している。

 表彰式はメンズ着物ブランド、セレクトショップの「Y.& SONS」が衣装協力するなか、小酒部選手は、ハイウエストのワイドパンツにタキシードジャケット、白いシャツにちょうネクタイを合わせたモノトーンのシンプルながらモダンなスタイルで登場。緊張した面持ちを見せつつ、「自分がここにいて良いのかというのと、うれしい気持ち」と受賞の喜びを表現した。

 今季の自己評価は、良かった点と反省点は「五分五分」と言い、「成長もできたし良い所もあったが、途中からスタートで出場するようになり、責任のあるプレー、勝ちにつながるプレーはつき詰めなきゃいけないところ」と振り返った。最も印象に残っている試合は、1月2日の大阪エヴェッサ戦を挙げた。同試合は終盤までA東京がビハインドを追っていたなか、残り1分を切って同点に追い付き、小酒部選手がバスケットカウント(得点に加えフリースロー)となる3Pシュートをブザービーターで決め勝利に導いた。

 小酒部選手は来シーズンもA東京でプレーすることが決まっているが、「勝ちにつながるプレーをして、勝利に貢献できるプレーヤーになりたいし、チームとしては王座奪還を目指したい」と話した。

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