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渋谷パルコで最果タヒさんの「詩の展示」 詩の朗読を聞く新作展示も

昨年横浜美術館で開催された「最果タヒ 詩の展示」展示風景(撮影:山城功也)

昨年横浜美術館で開催された「最果タヒ 詩の展示」展示風景(撮影:山城功也)

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 詩人・最果(さいはて)タヒさんの「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」が12月4日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)4階のPARCO MUSEUM TOKYOで始まる。

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 1986(昭和61)年生まれの最果さん。2008(平成20)年に詩集「グッドモーニング」で中原中也賞を、2015(平成27)年に詩集「死んでしまう系のぼくらに」で現代詩花椿賞を、それぞれ受賞。詩集「夜空はいつでも最高密度の青色だ」は映画化された。

 同展では、詩を展示する空間を、来場客が歩き回って体験するインスタレーションのほか、椅子に座ると詩の朗読が聴こえてくる新作の「座れる詩」も展示する。朗読する作品は、同展のオフィシャルブックに書き下ろした「一等星の詩」、書き下ろし「初雪の詩」などを予定する。

 開催を記念し、場内では女優の南果歩さんやアイドルの和田彩花さんらによるトーク・朗読イベントを行う。

 館内では、5階のデジタル技術で床面を演出する「Root F」ではモーションセンサーを活用し、通った人に「つきまとう詩」が登場する演出「詩の波紋」を行うほか、東急ハンズ側の外壁には幅6メートルを超えるアートウオール「初雪の詩」が登場。地下1階「甘味 おかめ」では、最果さんの詩の世界観を表現したぜんざい「冬の紫の詩」(950円)を提供する。

 開催時間は11時~21時。入場料は一般800円ほか。12月20日まで(関連企画などは一部異なる)。

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