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東急電鉄、来年3月に終電繰り上げへ 「新しい生活様式」に対応

東急東横線

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 東急電鉄は2021年3月のダイヤ改正で、こどもの国線を除く全線で終電時刻を繰り上げる。同社が11月10日、発表した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、同社の今年度上半期の輸送人員・運賃収入共に前年比で約4割減少。利用者(全駅改札入出場数)は、緊急事態宣言発令中は前年比で75%減り、7月~9月は同じく30%減前後で推移しているという。

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 利用客の動向も「大きく変化」し、ラッシュ時間帯の混雑率は下がり、終電時間帯の輸送人員も「大幅に」減少。「新しい生活様式」は新型コロナウイルス感染症収束後も定着し、働き方や行動様式も以前の状況に「完全には戻らない」と認識し、事業構造の変革を推進していく。

 その一環となるのが終電時間の繰り上げ。深夜時間帯(24時台)の利用状況は、武蔵小杉駅で55%減、溝の口駅で52%減(いずれも今年9月)となっている。現在の終電発車時刻(平日)は、東横線=渋谷駅24時47分発、田園都市線=渋谷駅24時42分発などとなっているが、各線で15分~30分程度繰り上げる予定で、詳細は12月ごろに改めて発表する。

 終電の繰り上げは、ホームドアなどの設備の増加に伴う保守点検のための夜間作業時間や夜間作業に関わる要員の確保が目的。現在実作業時間は約150分となっているが、繰り上げ後は約180分に伸びるという。

 このほか、目黒線などで導入しているワンマン運転の実施拡大、優良座席指定サービスなど「新しい生活様式」に合わせたサービスの拡充、輸送人員に基づく運賃や乗車券など商品設計全般の見直しなどの検討を進めていく。

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