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JR渋谷駅「玉川改札」閉鎖へ 新迂回路開通、旧・東横店内の通路も閉鎖

JR渋谷駅「玉川改札」

JR渋谷駅「玉川改札」

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 JR渋谷駅の玉川改札が9月25日の終電で閉鎖される。併せて、今年3月に営業を終了した旧「東急百貨店東横店」(以下、東横店)施設内の歩行者通路(一部を除く)も閉鎖され、施設の解体工事に着手する予定。渋谷駅街区開発計画を推進する東急、JR東日本、東京メトロなどが8月21日、発表した。

渋谷マークシティ連絡通路から東急東横店南館につながる「西口連絡通路」

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 渋谷マークシティ2階からJR山手線(新宿方面)につながる「玉川改札」の名称は、かつてJR渋谷駅の向かい側に路面電車「玉川電車(通称「玉電」)」の改札口があったため。1969(昭和44)年の玉電廃止以降も名称は継続し、玉電の名残として親しまれてきた。同改札の閉鎖で渋谷駅から「玉川」の名称が消えることになる。閉鎖は、駅周辺の再開発事業「渋谷駅街区土地区画整理事業」の進捗(しんちょく)に伴うもの。

 改札閉鎖と同時に、旧東横店施設内の歩行者通路も閉鎖となるため、井の頭線改札(マークシティ)とJR西口間の動線は、翌26日始発に供用を始める新迂回(うかい)路「(仮称)西口連絡通路」に代わる。仮設通路はマークシティ2階連絡通路につながり、恒久設置されている岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」の絵の下に新たに開口部を設け、出入り口とする。

 同仮設通路と同時に、複合施設「渋谷フクラス」と駅西口を結ぶ「渋谷フクラス接続デッキ」も開通を予定しており、仮設通路はフクラス接続デッキとも連結する。

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