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原宿にシェアオフィス「ポータルポイント」 コロナ共存時代に安全性なども配慮

築35年のビルをリノベーションする「PORTAL POINT HARAJUKU」の外観イメージ

築35年のビルをリノベーションする「PORTAL POINT HARAJUKU」の外観イメージ

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 クリエーターズシェアオフィス「PORTAL POINT(ポータルポイント)HARAJUKU」(渋谷区千駄ヶ谷3)が9月、明治通り沿いの千駄ヶ谷小学校交差点近くにオープンする。運営はトランジットジェネラルオフィスグループのリアルゲイト(千駄ヶ谷3)。

「ENGAWA」をコンセプトにする8階ラウンジのイメージ

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 同所は同社がこれまで北青山や恵比寿などで展開してきた「ポータルポイント」シリーズのフラッグシップに位置付ける。新型コロナウイルス感染拡大に伴いテレワークにシフトする企業も増える中、「オフィスの必要性」を見直し、ブランドコンセプトを一新。クリエーティブワーカーに向けた「大人のワークプレイス『NEW MODERN』」をコンセプトに、「ただの働く場所」ではなくコロナ共存時代の「新たなオフィス価値」の提案を図る「NEW STANDARD OFFICE(ニュースタンダードオフィス)」プロジェクト第1弾となる。

 同社はこれからのオフィスの在り方や空間について、「個人の安全性や空間のデザイン性を向上し、オフィスに来たいと思える空間の設計」「対面や遠隔でのコミュニケーションが円滑になる設計」「多様なニーズに応えられる柔軟な契約条件とプランニング」を最重要項目として挙げる。

 具体的には、シーリングファンや空気清浄機の導入などで喚起性能を向上したり、混雑状況を可視化できるIoTデバイスなどを導入し適正な距離の確保を図ったり、デジタルホワイトボードや非接触キーなどの採用で非接触に、ウェブ会議用ブースなどの設置、時間帯によって温度や光量が変わる照明の採用などで生産性に、それぞれ配慮する。

 築35年、地下1階~地上8階、延べ床面積3454.85平方メートルのビル1棟をリノベーションし、オフィスと店舗の複合施設へリノベーション。1階にはショップ4区画(約51平方メートル~約234平方メートル)を展開。オフィスは17区画(約19平方メートル~約325平方メートル)、固定ブース14席、フリーデスク20会員を予定する。

 同時期に、タワーレコード渋谷店近くのビルに「PORTAL POINT SHIBUYA」(神南1)もオープンする。2017(平成29)年にリノベーションしたビルを、シェアオフィスとレンタルスペース機能を加えリブランディングする。

 地下1階~地上8階、延床面積1978.88平方メートルのビルで、1階にはグループで展開するオーストラリア発メキシカンダイナー「Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)」が出店している。オフィスは5区画(約168.34平方メートル~約218.27平方メートル)、フリーデスク30会員を予定し、ポップアップストアやショールームとして短期利用可能なレンタルスペース(168.34平方メートル)を用意する。

 リブランディングに合わせ、原宿と渋谷、恵比寿の3カ所(ラウンジや共用部)を相互利用できる会員限定の「PP MEMBERSHIP」サービスも開始するという。

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