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山種美術館、四季描いた日本画を動画配信 「自宅でも作品を楽しんで」

ユーチューブで公開した動画「山種美術館の日本画 四季を描く」より。英語の字幕付きで作品を紹介している

ユーチューブで公開した動画「山種美術館の日本画 四季を描く」より。英語の字幕付きで作品を紹介している

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 日本画専門美術館・山種美術館(渋谷区広尾3)が6月10日、公式ユーチューブチャンネルで四季を描いた所蔵作品の動画を公開した。

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月末の臨時休館の後、4月4日から休館が続いている同館。5月には自宅で楽しめる企画「おうちで日本画」を始め、オンライン会議の背景などに使える作品画像や所蔵作品の塗り絵の配布などを行っている。

 同企画の一環で、「自宅でも当館の作品を楽しんでいただきたい」と動画を公開。来館者向けに作成した動画を再編集したもので、所蔵作品約1800点の中から四季を題材に描かれた日本画12点を紹介。登場するのは、重要文化財である速水御舟の「名樹散椿」、奥村土牛の代表作の一つである京都・醍醐(だいご)寺のしだれ桜を描いた「醍醐」、うちわやホタルなどと御簾越しの女性を、青と緑を中心に描き清涼感を演出している上村松園の「新蛍(しんけい)」、ツユクサや朱色のカエデ、ススキなどの秋草と月、ウズラを描いた重要美術品である酒井抱一の「秋草鶉(うずら)図」、雪に埋もれる家や背を丸めて歩く人たちを描いた歌川広重(初代)の「東海道五十三次之内・蒲原・夜之雪」など。

 VR(バーチャルリアリティー)アプリ「日経VR」では、期間途中で中止となった特別展「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」の展示室内が見られる。

 動画公開は9月30日まで。

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