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「ミヤシタパーク」出店テナント発表 ヴィトン世界初店舗や24時間「渋谷横丁」など

6月の開業に向け開発が進む「ミヤシタパーク」外観(2月27日撮影)

6月の開業に向け開発が進む「ミヤシタパーク」外観(2月27日撮影)

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 「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」として商業施設・ホテルなどを含む再整備事業が進む渋谷区立宮下公園(渋谷区神宮前6)の出店テナントが明らかになった。開業日は6月18日。渋谷区とパブリックプライベートパートナーシップ(PPP)で開発を進める三井不動産が2月27日、発表した。

ルイ・ヴィトン世界初のメンズ旗艦店も出店へ

 同事業では、1966(昭和41)年に整備された宮下公園を再整備する形で、明治通りに沿って南北方向に伸びる全長約330メートルの敷地に、3階建ての施設を整備。「立体都市公園」として、屋上部分は公園となり、その下に商業施設・駐車場が入るほか、ホテルは三井不動産ホテルマネジメントの新ブランド「sequence(シークエンス)」が6月11日に開業する。

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 全長300メートルを超える渋谷の新たな「ストリート」として、商業施設には、ラグジュアリーブランドやストリートブランド、横丁やクラブ、シェアオフィスなど、90店が出店する。商業施設全体を覆う緑の天蓋(てんがい)は、植栽の方位ごとの日照時間の違いを考慮することで、年間を通して緑化を実現。南街区は、多様なブランドが集まるマーケットをイメージした「インモール」、北街区は明治通りの賑(にぎ)わいとつながる「アウトモール」とする「ハイブリッド構造」で、吹き抜け空間や多く取った着席スペースなどでも公園の心地よさなどが感じられるデザインとした。

 商業区画のMD(マーチャンダイジング)コンセプトは、「刺激と快適が交わる4階建ての公園」。再開発が進む渋谷駅周辺をはじめ、表参道や原宿、代々木などのファッション・文化エリアをつなぐ立地を背景に、日本初出店となる7店舗、商業施設初出店32店舗を含む多様な店舗を集積。「時代やトレンドを担う個性豊かなストリート」を目指す。

 店舗は、公園滞在を充実させるスポーツブランドや飲食店、シェアオフィスなどを指す「公園×コミュニティ」、世界のラグジュアリーブランドをはじめ、日本初出店となるデザイナーズブランド、国内の高感度ブランドを集積する「ファッション」、ダンス・音楽などのサブカルチャーをけん引する渋谷ならではの専門店をそろえる「カルチャー」、玄関口に雑貨・ファッション・食・サービス・土産など小規模な店を多数集積する「マーケットストリート」、クラブや横丁などインバウンドニーズにも対応し夜遅くまで楽める「ナイトエンターテインメント」などのキーワードを軸に据える。

 各フロアは、公園の心地よさと周辺エリアの特色を生かした構成とし、南街区1階には日本の横町文化を発信する「渋谷横丁」が登場。2、3階には公園のアクティビティーと親和性の高いスポーツブランドやカルチャーブランドを集積。原宿エリアやキャットストリートとつながる北街区の1、2階には高感度な客層に向けたファッションブランドを出店する。ホテル利用者にも対応する店舗構成でインバウンドを含む来館者の幅広いニーズを捉えたい考え。

 宮下公園内に整備されるスケート場やボルダリングウオールなどのスポーツアクティビティや芝生広場などと親和性の高い店として出店するのは、国内最大の直営店となる「adidas Brand Center」(南街区1階)や、初心者からプロまで幅広い層に人気の老舗スケートボード専門店「instant skateboards」(南街区3階)などのスポーツ・アウトドアブランド、ヨガやトレーニングなど芝生広場を使ったワークアウトジムなどを展開する「GRIT NATION」(南街区2階)、スポーツ好きに向けた高タンパク・低カロリー食を提供するレストラン「筋肉食堂」(南街区3階)も出店する。

 南街区3階の「FOOD HALL」には、コカ・コーラボトラーズジャパンが手掛け「コカ・コーラ」をミックスしたオリジナルメニュー「Coke Mix」やアルコールなどを提供するフード&ドリンクスタンド「VALUME」をはじめ、「マクドナルド」やチャイニーズ「PANDA EXPRESS」、メキシカン「TACO BELL」などテークアウトしやすいカジュアルなファストフード店も集結。公園内には「スターバックスコーヒー」が出店。同街区1階には三井不動産グループの法人向け多拠点型シェアオフィス「ワークスタイリング」が入居する。

 明治通りに面する北街区1階には、世界初となる「LOUIS VUITTON」のメンズフラッグシップストアや、2フロアでフルコレクションを展開する「GUCCI」をはじめ、「BALENCIAGA」「PRADA」などの高級ブランドが路面店として出店。

 北街区・南街区2階には、日本初となるカナダのアウターブランド「MOOSE KNUCKLES」をはじめ、商業施設初としてベイクルーズ運営のセレクトショップ「L'ECHOPPE」やサステナブルなコンセプトストア「Firsthand」、革用品の「スキマ」などが出店。「SOPH.」「and wander」「MINOTAUR INST.」など日本人デザイナーが手掛けるブランドも出店し、新たなファッションストリートを打ち出す。

 カルチャーを発信する店舗では、南街区3階に渋谷エリアを拠点にダンススタジオを展開する「En STUDIO」や、ミヤシタパークのBGMセレクションも手掛ける中古レコード・雑貨の「Face Records」、アートスペース「Sai」、カメラなどのワークショップやセレクト書籍を展開する「天狼院カフェ SHIBUYA」などが出店。デザイナーの発掘やプロモーションを手掛けてきたワンオー(神宮前6)は、キュレーション型マーケットとしてコミュニティースペース「EQUALAND SHIBUYA」を開くほか、北街区2階には、「伝説のカルチャー誌」として知られ、このほど復活する「TOKiON」の旗艦店「TOKiON the STORE」がオープンする。

 「玄関口」となる渋谷駅側の南街区2階エリアには、雑貨やファッション、食、サービス、カフェ、土産などが集まるマーケットとして小規模店舗を集積。オリジナルの「キットカット」を作れる日本初の体験型店舗「キットカット ショコラトリー」をはじめ、関東初上陸のステーショナリー専門店「HIGHTIDE STORE MIYASHITA PARK」、商業施設初出店となるアクセサリーショップ「gram contemporary」、ガラスのアクセサリーショップ「HARIO Lampwork Factory」、メンズヘアケアブランド「DENIS MADE IN TOKYO」などが出店する。ポップアップ店舗も充実させ、商業施設初出店となる白地のTシャツ専門店「#FFFFFFT.zip」や日本初出店のジューススタンド「Jamba」などがオープンする。

 屋上フロアとなる4階の公園へのアクセス動線となる場所には北街区・南街区それぞれ、カフェなどの飲食店を配置。「渋谷の新しい待ち合わせ場所」をコンセプトにしたベーカリーカフェ「パンとエスプレッソとまちあわせ」(南街区2階)、ライフスタイルブランド「MAISON KITSUNE」が展開する「CAFE KITSUNE」(北街区2階)、日本初進出となるシドニー発ライスバーガーショップ「GOJIMA」(北街区3階)など、各店がテークアウトフードやドリンクなどを提供する。

 イベントなども開く芝生広場にもアクセスしやすい北街区3階は、渋谷周辺エリアで人気の鉄板焼き居酒屋「ミヤシタ 成ル」、チャイニーズ「青山 シャンウェイ」、醸造所併設ワインダイニング「渋谷ワイナリー」、日本初出店となるサンセバスチャンの人気スペインバル「GRAN SOL TOKYO」など気軽に楽しめるレストランゾーンに位置付ける。

 ナイトエンターテインメントの受け皿となる区画の一つが、ホテル直下の北街区1、2、3階で展開する、カフェ・ミュージックバー・アートギャラリー・クラブが一体となったカルチャーハブステーション「or」。期間ごとにピックアップアーティストを更新する2階ギャラリーでは、こけら落としとして気鋭アーティスト大友昇平さんの作品が登場。3階メインフロアでは世界で活躍するDJを招き、「本格的なサウンドと迫力の照明」を目指す。1階カフェは8時から20時まで営業し、朝食・ランチも提供する。全フロアとなるクラブ営業時間は20時~翌5時。

 24時間営業・年中無休でナイトスポットのもう一つの目玉となる「渋谷横丁」は、のんべい横丁にも近い南街区1階の全長約100メートルにわたる空間に、多彩な飲食店やスナックなど19店が軒を連ねる。「横丁」ブーム先駆けとなる恵比寿駅近くの「恵比寿横丁」を手掛けた浜倉的商店製作所(中央区)が運営し、全国各地の産直食材やソウルフード、元力士による「力士めし」などの飲食店が出店するほか、アニメや2.5次元とのコラボ、「ご当地ママ」のスナック、演歌アーティストやDJのパフォーマンスなどの企画も展開していくという。

 施設の開業に合わせ、北街区と接続する神宮通りには、歩道橋に替わり横断歩道を整備。渋谷駅から南街区へつながる新たな通路も開通し、施設は明治通りの既存の2つの歩道橋とも直結する。屋上の公園と地上を結ぶ動線では、エスカレーター24台、エレベーター7台を設置し、縦移動をサポート。駐車場に加え、時間貸しの駐バイク場・駐輪場も再配置する。

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