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サンロッカーズ渋谷、「天皇杯」4強入り 「自分たちのバスケ」で北海道退ける

「初戦が大事」と話したベンドラメ礼生選手は攻守でチームを引っ張った

「初戦が大事」と話したベンドラメ礼生選手は攻守でチームを引っ張った

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が1月9日、天皇杯(オールジャパン)準々決勝でレバンガ北海道(同、北海道)を76-60で下し、4強入りを決めた。会場はさいたまスーパーアリーナ。

アグレッシブなディフェンスで北海道のミスを誘発した関野剛平選手

 男子はプロバスケットボール「Bリーグ」や大学、社会人チームなどがトーナメント形式で戦い優勝を決める同大会。SR渋谷は2次ラウンドから出場。群馬クレインサンダーズ、新潟アルビレックスBBを下し、ファイナルラウンドに駒を進めた。

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 ファイナルラウンド初戦の相手は、Bリーグで同じ東地区に属する北海道で、リーグのレギュラーシーズンでは現在1勝1敗の戦績。関野剛平選手は古巣との対戦ということもあり「絶対に勝ちたい」と臨んだ。一発勝負であることから「大事な試合」と話したベンドラメ礼生選手は、12月25日に行われた試合で延長の末1点差で敗れていたこともあり「勝ちたい気持ちが強かった」とも。

 前回の戦いは「第1クオーター(Q)が全てだった」ことから、「出だしのインテンシティーをすごく意識している。僕たち次第で決まるので、礼生さんとも最初からいこうと話した」(関野選手)と言う通り、立ち上がり3分近く北海道に得点を与えず、ディフェンス(DF)からリズムをつかんだ。第1Qを15点リードで終えたSR渋谷だったが、第2Qは「DFで前から当たられ、タフショットになり走られ」(伊佐勉ヘッドコーチ(HC))、序盤で8点差まで詰められた。タイムアウトを要求した伊佐HCが「オフェンスはシンプルでいい」と送り出すと、選手たちはボールムービングをし、インサイドで強さを見せていたチャールズ・ジャクソン選手を生かし、得点を重ねた。

 3Qには関野選手が立ち上がりから北海道のミスを誘発するDFを見せたほか、ベンドラメ選手がドライブ(ドリブルでリングにアタックするプレー)を仕掛けたり3ポイント(P)シュートを決めたり積極的にリングを狙い、リバウンドからの速攻で広瀬健太選手がバスケットカウント(得点に加えフリースロー)を奪うプレーなどで再び点差を広げることに成功した。

 最終Qは立ち上がりに連続得点で点差が詰められると、「技術で引っ張れない分、役割を徹底しよう」と関野選手は「ワンストップ!」と声を張りチームを鼓舞。ベンドラメ選手は「10点差から詰められ流れを持っていかれるのはうちの悪い流れ。切り替えるためにも」とオフェンスリバウンドに飛び込み得点につなげた。北海道が2メートル超の選手を3人同時に使うビッグラインアップに対しマンツーマンで対抗していたが、終盤、広瀬健太選手のファウルトラブルもありゾーンDFに変更。「選手たちがアジャストしてくれ」(伊佐HC)、北海道の得点を失速させることに成功し勝利をつかんだ。

 リーグ戦の試合会場とは異なる広いアリーナでの戦いになったが、伊佐HCはbjリーグ時代に同所で決勝戦を戦った経験もあったことから「経験していたので落ち着いていた」と話す。ベンドラメ選手は「少し緊張感はあった」としながらも、「自分たちのバスケで勝ち切れたのは、チーム全員がメンタル的に落ち着けたのでは」と振り返る。

 準決勝は11日。SR渋谷は滋賀レイクスターズと対戦する。伊佐HCは「一発勝負なのでどのチームにもチャンスはある。4強の一員になれているので、一番高い位置に行けるように、目の前の試合を勝ってファイナルに進出したい」と話し、関野選手は「相手ではなく、試合最初のDFで僕たちのパフォーマンスができればどのチームとも戦える。自分たちらしいバスケを40分して勝ちたい」と意気込んだ。

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