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アルバルク東京、秋田に逆転勝ち 監督退場のアクシデントも地力見せる

終盤にドライブからの得点やアシストなどを重ねた菊地祥平選手

終盤にドライブからの得点やアシストなどを重ねた菊地祥平選手

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が12月25日、アリーナ立川立飛で秋田ノーザンハピネッツ(同、秋田)と戦い、79-71で勝利した。

試合途中から指揮を執った水野宏太トップアシスタントコーチ

 同じ東地区に属するチームで、過去3戦で1勝2敗と秋田に負け越していたA東京。「最近の課題である出だしの悪さが露骨に出てしまった」(菊地祥平選手)出だしは、秋田のジャスティン・キーナン選手を中心に得点を重ねられ、第1クオーター(Q)から10点のビハインドを追う展開となった。

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 第2Q開始1分10秒ほどでルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)がテクニカルファウル2つを取られ退場するアクシデントも。コートにいた田中大貴選手は「退場したんですか?だから途中からベンチに帰っても静かで、アルバルクじゃないみたいだなと…。ビハインドを追っていたので結束力を高めるために退場したんじゃないかな」と冗談めかしつつ、「コートの中にいるメンバーでは(集中力を)切らさずについていかなきゃいけないと話はした」と振り返る。パヴィチェヴィッチHCに代わり指揮を執ったのは、トップアシスタントコーチの水野宏太さん。「正直、『来たか』と思ったとが、どう決断しなきゃいけないかを考えたら集中できた。浮足立たせないように、どう後半につなげるための前半にするかを考えた」と言う。

 「素直に、負けてたまるかと言う気持ちで戦った」(田中選手)という後半の立ち上がりは、田中選手や安藤誓哉選手がドライブ(ドリブルでリングにアタックするプレー)から得点やアシストを重ねるとともに、「スタートのメンバーでディフェンスの強度の話をした」(菊地選手)という言葉を体現するかのように、アレックス・カーク選手のブロックショット(シュートブロック)などで秋田の得点を抑え、ザック・バランスキー選手のスチール(ボールを奪うプレー)からバスケットカウント(得点に加えフリースロー)のレイアップで逆転に成功した。

 最終Qにはカーク選手がオフェンスリバウンドをダンクでたたき込み、第3Qで12点を挙げたミラン・マチュワン選手がリバウンドからのセカンドチャンスでファウルをもらい雄たけびを上げるなど気迫のこもった姿を見せ、流れを引き渡すことなく勝利を収めた。

 田中選手は「チャンピオンシップを見据えて、東地区はどういう状況になるか分からないし、負け越していたのでいい勝ちだった。ビハインドを背負ってカムバックするのは難しいことだが、最後巻き返したのは集中力切らさずにやるべきことをやった結果」とチームを称えた。菊地選手は「ルカが指示してくれたことを100%体現できれば必ず勝てると信じていて、そこに迷いは一切ない。練習中でも、耳にタコができるくらい言われていることを忠実にやった」と言う。

 終盤、積極的にドライブを仕掛け得点やアシストを重ね、スチールも奪った菊地選手だったが、第2Qでは秋田の外国籍選手とエキサイトし、ゲームを止めるシーンも見られた。「熱くなったのはチームを鼓舞する意味もあり、(自分は)意外と冷静だった。例えば退場になった時、チームとしてマイナスが大きいのは外国人の方。バスケットは全て駆け引きだと思っているので、頭の使い方」と振り返った。

 クリスマス当日の試合となったが、「たくさんの人が足を運んで声援を送ってくれていたので、何とか勝利をプレゼントしたかった。それくらいしか返せるものがないので、ファンの皆さんにもいいクリスマスになったのでは」と喜んだ。自身には「(サンタクロースは)来ない」と笑い、「クリスマスや正月は大学のころからあって無いようなものなので、いつも通りの日だったかな」とも。

 A東京は今月29日・30日、アウェーで大阪エヴェッサと戦い、1月4日・5日にホームで千葉ジェッツと戦う。

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