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アルバルク東京、Bリーグ連覇 MVPにはダブル・ダブルの馬場雄大選手

連覇を達成したアルバルク東京の選手たち

連覇を達成したアルバルク東京の選手たち

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 アルバルク東京(以下、A東京)が5月11日、横浜アリーナ(横浜市港北区)で行われたBリーグ2018-19シーズンの王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝で千葉ジェッツふなばし(同、千葉)を下し2連覇を果たした。

12得点・リバウンド12本の活躍を見せMVPに選ばれた馬場雄大選手

 レギュラーシーズン60試合を勝ち上がった8チームが出場したCS。昨季王者のA東京は、ワイルドカードで進出し、中地区1位の新潟アルビレックスBB、西地区1位の琉球ゴールデンキングスを破り決勝まで勝ち上がってきた。対する千葉は今季リーグトップとなるレギュラーシーズン52勝8敗という強さを誇っている。会場には両チームのファン1万2972人が応援に駆けつけた。

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 A東京ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)は、これまでの戦いとは異なり、「主導権を握ろう」とオフェンスの起点となる田中大貴選手と馬場雄大選手を一緒にスタートで起用。一発勝負のこの試合に懸ける思いを込めた。

 ティップオフ後、最初のポゼッションを取ったのはA東京。「ビッグゲームで力が入っていたかもしれないので、勢いをつけられたら」と、リバウンドからのセカンドチャンスでアレックス・カーク選手が先制点を挙げた。第1クオーター(Q)中盤には、馬場選手が「イージーにボールをもらおうとしていた」隙を見逃さず、スチール(ボールを奪うプレー)からダンクを決め12-6とリードをするも、千葉・富樫勇樹選手の個人技で追い上げられ互角の出だしとなった。第2Qには田中選手と千葉・田口成浩選手の3ポイント(P)シュートの応酬が見られるなど、白熱の展開が続き35-33で前半を終えた。

 試合が動いたのは第3Q。立ち上がり、「空いたら思いっきり打とうと思っていた」という竹内譲次選手が連続で3Pを決めたほか、田中選手は、前半決め切れていなかったドライブ(ドリブルでゴールに向かうプレー)からのレイアップで田中選手がバスケットカウント(得点に加えフリースロー)を奪うと、力こぶを作り感情をむき出しにする場面も見られた。シュートが当たり29点を量産すると共に千葉の得点を12点に抑え、64-45とリードを奪った。選手たちが「反省点」と挙げた最終Qは5分強無得点に抑えられるも、オフィシャルタイムアウトで立て直し、馬場選手がオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスやパス回しからのアウトサイドシュートを決め切るなど、追随を許さない。しかし千葉も執念を見せ一時2差まで詰め寄られるも、71-67で試合終了。ブザーが鳴り響いたその瞬間、Bリーグ連覇を果たしたA東京の選手たちはこぶしを突き上げ、抱き合い喜んだ。

 CSのMVPに選ばれたのは、この日12得点、リバウンド12本をマークするなどした馬場選手。「最後は気持ちの勝負になると思っていたので、僕が全面で表現しようと思った」と振り返る。千葉の猛追を受ける中終盤に決めたシュートについては、「前半からノーマークのパスが回ってきていて決め切れなかったが、40分の戦いになると思っていたので気持ちを切らさなかった」とも。連覇を果たしたが「ここからが始まりだと思うので満足せず、3連覇したい」と意欲を見せた。

 「終始アグレッシブにプレーしようと決めていた」と言う田中選手はチームハイの16点をマーク。「互角のペースで試合が進めば自分たちにチャンスがある自信があったので、思い描いたゲームプランで進んでいった。皆で我慢して勝ち取った勝利」と連覇を喜ぶ。「タフなシーズンだったが、全員がハードワークし続けて試合に備えて今日のこの日のためにステップアップする思いがあったので、充実したシーズンだった」と振り返り、「苦しかったが、最後こうやっていい結果終われてすごくうれしい」と笑顔を浮かべた。

 千葉とは昨シーズンも同じ地区で、幾度と対戦していることから「手の内を知っている上での戦いだった」とパヴィチェヴィッチHC。速いバスケや強いオフェンスリバウンドなど、特異なプレーを抑える「ディフェンスが鍵だった」と言い、「自分達のディフェンスができている時間帯長かった。ファイナルにふさわしいいい試合だった」と健闘をたたえた。

 試合後には、屋外に設置されたテントでシャンパンファイトを実施。キャプテン正中岳城選手の「アルバルク、We!」の掛け声とともに、850本用意されたシャンパンやビールを掛け合い、喜びを爆発させた。皆ゴーグルをかけて臨んでいたが、ゴーグルの中まで浸水した田中選手は一度テントの外に避難する場面も。水気をふき取った後、「田中いきまーす」と再び喧騒の中に飛び込んでいった。最後は馬場選手が「このメンバーが最高!」と締め、宴は幕を閉じた。

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