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渋谷・文化村通り「アディダス ブランドコアストア」改装 アートやローカル要素取り入れ

黄色のアクセントが特徴的な1階。写真右上の壁には「SHIBUYA」の文字も

黄色のアクセントが特徴的な1階。写真右上の壁には「SHIBUYA」の文字も

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 渋谷・文化村通り沿いの「アディダス ブランドコアストア渋谷」(渋谷区宇田川町)が4月26日、リニューアルオープンした。経営はアディダスジャパン(港区)。

河村康輔さんの作品を装飾する地下1階の試着室

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 2008年から営業していた大型複合店「アディダス パフォーマンスセンター渋谷」を、2016年に業態転換した同店。リニューアルのペースとしては早いが、今年のラグビーワールドカップや来年に迫った東京五輪・パラリンピックで来街者が増えることを見据えて、最新のコンセプトを取り入れた。

 売り場面積は地下1階~地上4階の5フロア計999平方メートル。店舗をスタジアムのバックヤードとして捉え、ロッカールームをイメージした試着室などを採用するデザインコンセプト「STADIUM」から派生した「STADIUM2.0」を、世界で2店舗目として導入する同店。ピンクや黄色などのカラーを取り入れるほか、「日本独自の要素」として、コラージュアーティスト河村康輔さんとコラボレーション。1階エントランス脇、地下1階の壁や試着室などに河村さんの作品を配置する。

 加えて、ファサードにはスクリーンに加えて7色に光るLEDライトを配置。店内1階~3階にわたり8メートルのLEDスクリーンやデジタルスクリーン19台も新設し、イラストレーター「ヘルミッペ」さんが手掛けたアートなどを流す。3階にはソファなどを置いた、オンラインストアで購入した商品を受け取れる専用カウンターも用意する。

 アディダス オリジナルスを展開する地下1階は壁面にレンガを使うなどしてストリート感を演出。河村さんが同ブランドの過去のポスターなどを使って装飾した柱は、来店客らもシールを貼っていいようにしている。ランニングシューズなどを扱う1階の入り口近くでは、「インバウンド客が多い」ことから同店限定や東京限定商品を扱う。2階のメンズフロアではサッカーやバスケットボールのシューズコーナーも展開。レディースフロアとなる3階では「アディダス バイ ステラマッカートニー」も扱うほか、試着室には全身が映る鏡も用意する。

 増床した4階には「adidas Shibuya studio(アディダス シブヤ スタジオ)」を新設。鏡張りの壁に映写用のスクリーンを備えたスタジオなどを設け、スポーツイベントやアートギャラリーなどイベントを開催予定。オープン記念として河村さんらとコラボレーションし、反射素材(リフレクター)を使ったスニーカー「ナイトジョガー」を使い「渋谷の未来」をテーマにしたエキシビションを開催している。入場無料。5月8日まで。

 営業時間は11時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~)。

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