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「東急プラザ渋谷」復活へ 新施設「渋谷フクラス」内に12月上旬開業

「東急プラザ渋谷」2階メインエントランスのイメージ(画像提供=東急不動産)

「東急プラザ渋谷」2階メインエントランスのイメージ(画像提供=東急不動産)

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 渋谷駅西口の旧・東急プラザ渋谷跡で再開発工事が進む複合施設「渋谷フクラス」(渋谷区道玄坂1)の商業ゾーンに復活する新「東急プラザ渋谷」が12月上旬に開業することが明らかになった。商業区画の事業主体となる東急不動産が4月10日に会見し、商環境デザイナーとして、国内外で活躍するインテリアデザイナー森田恭通さん(グラマラス)を起用することも併せて発表した。

エントランスの吹き抜け空間

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 東急グループなどが進める渋谷駅周辺再開発のプロジェクトの一つで、2015年に閉館した旧東急プラザ渋谷の跡地や隣接する街区を一体的に再開発する渋谷フクラスは、地上18階(建築基準法上は19階)・地下4階の施設に、商業ゾーンとなる東急プラザ渋谷のほか、オフィス、産業進出支援拠点、観光支援施設が入り、バスターミナルも含め周辺の一部街路も再整備する。

 旧東急プラザ渋谷の解体作業は閉館後の2015年4月に始動。約1年かけて取り壊した後に建設工事に入り、昨年12月に上棟した。現在、外壁の9割が完成し、内装工事を進めている段階で、完工は10月末を予定している。商業ゾーンの開業に先駆け、バスターミナルは10月末にも運用を始める予定。

 東急プラザ渋谷は地上2階~8階と最上階層の17階~18階に入り、「都会派の感度が成熟した大人」をターゲットに据え、普遍的なものなどの良さを楽しむ「MELLOW LIFE(メロウ ライフ)」を提案するという。コンセプトに合わせ、森田さんが手掛ける空間デザインも「本物」「本質」に焦点を当て、「自然から得たエレメント」をテーマに、フロアごとに石、金、木、光など異なる要素を採用する。

 商業施設のエントランスとなる2階はアーチ形のファサードが特徴。石やゲートがテーマという吹き抜け空間となる2階の一部には、旧東急プラザ渋谷の外壁に使われていた石を再利用する予定。

 屋上広場を整備する17階・18階には、広場に面した形でシンガポール発のレストラン「CE LA VI(セラヴィ)」が出店する。リゾートホテル「マリーナベイ・サンズ」最上階などに出店する人気店の日本1号店となる同店では、既存店と同様にルーフトップの好立地でエンターテインメント性のある音楽や料理などのサービスを提供する。

 商業ゾーン以外のフロアでは9階~16階のオフィスエリアにGMOインターネットグループが入居。17階にはクリテーティブコンテンツ産業や外国企業の進出の足掛かりとなる産業進出支援拠点を開設し、企業やクリエーターのスタートアップを支援する。

 1階の観光支援施設は、企業や自治体などの訪日プロモーション支援などを手掛けるJTBコミュニケーションデザイン(港区)と東急不動産が組み、総合プロデューサーにはシティーガイド「タイムアウト東京」を運営する手掛けるオリジナル(広尾5)の伏谷博之社長を招く。内装デザインは「ルイ・ヴィトン」の店舗外観の設計などを手掛けた建築家・青木淳さんが担当し、「来ることが目的となるような新しい観光支援施設を目指す」という。

 施設は、1階に空港リムジンバス発着場を含むバスターミナルを設け、2階デッキ部分は渋谷駅とも直結、駅西口の「新たな玄関口」としての役割も担う。周辺の一部街路も再整備し、地下2階には地元商店街への配送業者が利用する地域荷さばき所を開設。安全・快適性の確保や回遊性の向上も目指す。

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