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渋谷ヒカリエで「KUWATA CUP」決勝大会 始球式に桑田佳祐・原由子さん

始球式に臨んだ桑田佳祐さんと原由子さん夫妻

始球式に臨んだ桑田佳祐さんと原由子さん夫妻

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 桑田佳祐さんが旗振り役となって昨年11月より行われていたボウリング大会「KUWATA CUP 2019」の決勝大会が2月10日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)ヒカリエホール・ホールAに特設されたレーンを舞台に開催された。

エキシビションマッチで村田雄浩さんとタッグを組んだ桑田佳祐さん

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 「みんなのボウリング大会」を掲げる同大会はプロボウラー、アマチュアボウラー、競技アマチュアボウラー、ジュニアボウラーの各部門を設け、全国47都道府県501のボウリングセンターで予選を開いてきた。当日は午前にプロボウラー部門以外の決勝が、午後に男女プロボウラーの頂上決戦が行われた。

 決勝大会後半の部が始まると、桑田さんがサザンオールスターズの曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」に乗って登場し、600人の観客が大きな歓声で迎えた。さらに、原由子さんも登場して桑田さん・原さん夫妻による始球式で幕開け。その後、「自称大会コミッショナー」として桑田さんがコミッショナー宣言を読み上げ、選手代表が選手宣誓を行った後、プロボウラー部門の戦いが始まった。

 会場には2レーンが特設されたが、レーンコンディションによる不公平感を無くすため、1フレームごとにレーンを入れ替えて投げるアメリカン方式で試合が行われた。2位・3位通過者による女子セミファイナルでは、中野麻理子選手(2位)と浅田梨奈選手(3位)が対決。前半は浅田選手がリードしつつも、後半は中野選手がターキーなどで巻き返しを図り、中野選手が決勝に進んだ。続く男子セミファイナルでは、志摩竜太郎選手(2位)と渡邊雄也選手(3位)が対決。渡邊選手がスプリットなどでスコアを伸ばせずにいる中、志摩選手はターキーを交えた安定したスコアで決勝に駒を進めた。

 決勝を前に、チアダンスで会場を盛り上げるハーフタイムショーに続きエキシビションマッチが行われた。対決したのは桑田さんと、「芸能界最強」とされる俳優・村田雄浩さんのタッグによる「渡る世間にGスポッターズ」チームと、姫路麗(うらら)プロ、名和秋プロによる「悩殺美人女子プロボウラーズ」チーム。一投ごとに会場は大きな盛り上がりを見せ、中でも桑田さんが7~9フレームでターキーを記録した際、歓声は最高潮に達した。村田さんは安定のスコアで200をたたき出し、桑田さんも178で計378をマークしたが、女子チームの合計407には及ばなかった。

 続く女子決勝では、1位通過の坂本かや選手とセミファイナルで勝ち残った中野選手が対決。中野選手は1投目から9フレームまで連続ストライクをマークし、一方の坂本選手もミスの無い好試合を展開したが、結果、中野選手が264対227のスコアで、エントリーした女子プロ96人の頂点に立った。男子決勝では、1位通過の太田隆昌プロと、セミファイナルで勝ち残った志摩選手が対決。「レーンコンディションをうまくつかめなかった」という太田選手に対し、ターキーを含めた安定したスコアで試合を進めた志摩選手。結果、志摩選手が214対175で男子プロの頂点に立った。

 最後に、全部門の決勝大会に残ったファイナリストたちを表彰。大会の締めとして、桑田さんは「今後ボウリングの人気が復活して、できればもう少し安い値段で一般の人も楽しくプレイしていただきたい。愛すべきボウリング場に、多くの人が足繁く通ってほしい。私ももっとボウリングがうまくなりたい。また次なるKUWATA CUPを実現させていただくことを、ボウリングファンとして、音楽人として、また幼いころから矢島純一さんや中山律子さんに憧れてきたアマチュアボウラーのひとりとして、期待をしつつ、何かお役に立てることがあれば、喜んで協力させていただきたい。それが私の本望」と次回開催に向け前向きな考えを示した。最後は大会テーマソング「レッツゴーボウリング」を観客と共に歌唱して締めくくった。

 当日の大会の模様は今月26日、WOWOWライブで放送される。

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