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国学院大で「刀剣」企画展 歴史的背景に迫る、ゲーム人気で女性の姿も

太刀 薄緑丸(箱根神社蔵)

太刀 薄緑丸(箱根神社蔵)

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 関東を中心とする神社が所有する奉納刀を集めた企画展「神に捧げた刀-神と刀の2000年-」が現在、国学院大学博物館(渋谷区東4、TEL 03-5466-0359)で開かれている。名刀と呼ばれる日本刀を男性に擬人化したゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」の人気などで刀剣に注目が集まる中、会場には若年層の女性の姿も多く見られている。

 展示するのは、徳川家康の愛刀で人間国宝の刀匠・宮入昭平作の「ソハヤノツルキ ウツスナリ」(写し)や、元は「膝丸」とも呼ばれた源義経奉納「薄緑丸(うすみどりまる)」、重要文化財「北条氏綱奉納太刀」など刀剣9振。刀剣にまつわる神話や物語が書かれた「古事記」「日本書紀」「平家物語」などに見られる「古代祭祀(さいし)と刀剣」や「中世東国の武士と神社への信仰」などをテーマに、関連資料も併せて展示する。

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 展示では、日本の神祭りの長い歴史の中で神への捧げ物などに位置付けられてきた神や神社と刀剣の関係について、「なぜ刀が神聖なのか」をテーマに歴史的背景に迫る。会場には女性の姿も多く見られ、実寸大の刀剣タペストリーが撮影できることから、ゲームファンの中には持ち込んだマスコット(ぬいぐるみ)を映り込ませながら撮影している女性もいるという。

 会期中はミュージアムトークも開催。2月9日(15時30分~16時30分)には、同館館長も務めるで同大笹生衛教授と同大吉永博彰助教が「中世東国武士の神社信仰と刀剣」について話す。そのほか、今月23日(14時~15時)は「神に捧げた刀」を、3月2日(15時~16時)は「愛しき刀-その歴史と扱い-」をテーマに、それぞれ刀剣研究家らがトークを繰り広げる。

 内川隆志副館長は「刀剣の展示だけではなく、その当時の文献も併せて公開している。刀が放つ美しさはもちろんだが、文献が示す歴史的背景と併せて理解することで、これまでとは違った刀の姿が見えてくるはず」と話す。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30まで)。入館無料。3月16日まで。

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