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渋谷・神山町にアメリカ料理店「クロウリーズ」 サンフランシスコ出身シェフが出店

カラスのロゴなどを掲出する店舗外観

カラスのロゴなどを掲出する店舗外観

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 カリフォルニアスタイルのアメリカ料理レストラン「CROWLEY’S(クロウリーズ)CALIFORNIA KITCHEN」(渋谷区神山町、TEL 03-6804-7530)が12月、渋谷・神山町にオープンした。

カリフォルニアスタイルで提供する料理

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 米サンフランシスコ出身のジェフリー・ビショフさんがオーナーシェフを務める同店。ビショフさんは、父や兄がシェフだったことから幼少期から食に親しみがあり、スイス人シェフの元でフランス料理からパティシエ技術まで学んだという。一方で、20年以上エンターテインメント・音楽ビジネスを手掛けていた経験を持つ。2002年には米パンクロックバンドGREENDAYのベーシストのマイク・ダートンさんらとの共同経営で米国内にカフェを出店しているが、「いつか自分のレストランはずっとやりたいと思っていた」という。

 昨年8月、かつて同所で営業していた「OnJapan CAFE」でポップアップカフェを出店したところ好評だったことから常設でレストランをオープンすることになった。過去プライベートや仕事で6~7回来日したことがあったというが、日本人とのハーフの長女の「日本語教育」「文化体験」を目的に日本への移住を決意。「しばらくは日本で暮らそうと思っている」と言う。

 店舗面積は120平方メートル。席数は35席。「シンプルに仕上げた」店内は、木のカウンターとタイルワークがアクセントになっているほか、「長年の友人」というフォトグラファーがサンフランシスコやロサンゼルスなどで撮ったカリフォルニアのモノクロの写真を装飾。夜にはキャンドルライトをともす。店名はかつて飼っていた猫の名前「クローリー」から命名しているが、サインや店内の壁面などにはカラス(英語でクロウ)が描かれている。「偶然にも渋谷にはカラスが多いから、『店名の由来なのか』とたびたび聞かれる」とビショフさんは笑う。

 メニューは、キヌアとレンティル(レンズ豆)のサラダ(850円)などの前菜、セモリナ粉と全粒粉をミックスしたパスタ生地に、手作りのリコッタチーズやブロッコリーをフィリングに使うなど全て手作りする「本日のホームメードラビオリ」、塩麹(こうじ)と生乳ヨーグルトに長時間マリネし軽く揚げたチキンと和風のコールスローを挟み、ビショフさんオリジナルの「ブルドックソース」で味付ける米伝統料理の「フライドチキン・サンドイッチ」(以上、1,550円)などのメインを用意。パティシエもしていたビショフさん手作りのデザートは、バルサミコを加えたバニラソースを添える「アップル・シュトルーデル(薄く伸ばした生地でリンゴを包んだスイーツ)」(650円)などをラインアップする。

 ビショフさんは「一つのフードコミュニティーに成長して行くのが描いているビジョン。僕の故郷である食文化と農業が豊かなカリフォルニアと、今新たにさまざまな食シーンが盛り上がっている東京を、小さな形でもこの奥渋(=奥渋谷)でコネクトできれば心から誇りでうれしいこと」と話し、「フレッシュ、ファン、カジュアル、ヘルシーを体感してほしい。カリフォルニア料理と言うととても抽象的だが、アメリカン料理をこのエレメントで作っているので、皆さんの舌と心にもそれが通じれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、昼=11時30分~15時、夜=18時~22時。日曜・月曜定休。

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