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渋谷ハロウィーン ゴミのポイ捨て解消、着替えなどで企業もサポート

ハロウィーン当日、にぎわいを見せる渋谷の様子(昨年)

ハロウィーン当日、にぎわいを見せる渋谷の様子(昨年)

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 仮装した人たちが集まり盛り上がりを見せる一方、ゴミのポイ捨てなども問題となっているハロウィーン当日の渋谷エリアでは企業などが今年も、ゴミを回収する取り組みや着替えスペース・荷物預かりなどのサービスを展開する。

昨年設置されたエコステーションの様子

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 海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「イモトのWiFi」を提供するエクスコムグローバル(渋谷区東1)は当日20時から、駐車場「タイムズ渋谷宇田川町」で仮装した同社社員がゴミを回収。「部署対抗!ハロウィン仮装コンテスト」と称し、各部署を代表した仮装チームがゴミ袋を持って「投票」ならぬゴミ捨てを呼び掛け、「すてき」さを競う。

 回収するのは可燃ゴミと仕分けが必要な空き缶・空き瓶で、ゴミの量で仮装1位を決める。業務部から2チームと営業部、マーケティング部の計4チームが参加し、テレビCMにも出演する西村誠司社長はCMでも披露した「ドリアン」の姿で練り歩く予定だ。

 2015年から渋谷区が実行委員会と共同で取り組む「渋谷ごみゼロ大作戦」のうち、ハチ公前広場や宇田川交番前など4カ所に設置するエコステーションで協力するのは、フリマアプリ「ラクマ」を運営する楽天。

 エコステーションで例年回収する物の中にリユースできるハロウィーングッズが含まれていたことや、同社の調査でハロウィーン関連の物は一度きりの利用で捨てる人が多かったことから、ゴミではなく不要品として回収する「リユースボックス」の設置を決めた。回収品の中でリユース可能なものはラクマを通じて販売。売上金は渋谷の美化活動に寄付するという。設置時間は19時~翌8時。

 ごみゼロ大作戦では、着替えやメークなどで駅や施設のトイレを使うのはマナー違反として、着替えは済ませてからの来街を呼び掛けるほか、「どうしても難しい人」向けに、SHIBUYA109地下に位置する渋谷駅1番・2番出入り口付近のコンコースなど2カ所にフィッティングルーム(17時~22時)を、宮下公園駐車場内など2カ所に仮設トイレ(19時~翌8時)も、それぞれ用意する。

 時間ごとの空きスペース貸し借り仲介サイトを手掛けるスペースマーケット(新宿区)がレンタルスペースを活用し開設するフィッティングルームも。荷物一時預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecbo(東3)と手を組み、荷物1個につき一律800円で荷物の一時預かりも受け付ける。

 週末の混雑が予想される27日・28日・29日とハロウィーン翌日の11月1日の各日8時~12時には、ボランティアによる早朝清掃も行う。

 渋谷エリアでは、当日が金曜だった2014年の盛り上がりが話題になって以降、仮装した人たちが自然発生的に集まるように。2016年からは警察の協力の下、一部エリアを歩行者天国にすることで混雑緩和を図っている。今年は、長谷部健渋谷区長が「節度を持って楽しんで」と異例の呼び掛けを行ったほか、区の要請を受けドン・キホーテや周辺のコンビニ各店ではアルコール瓶の販売を自粛する。

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