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原宿に「ウェンディーズ・ファーストキッチン」旗艦店 「ウェンディーちゃん」グッズも

直径2メートルを超す「ウェンディーちゃん」看板が目を引く店舗外観

直径2メートルを超す「ウェンディーちゃん」看板が目を引く店舗外観

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 「ウェンディーズ ・ファーストキッチン(以下WFK)」の旗艦店(渋谷区神宮前1、TEL 03-3470-8150)が9月11日、原宿・竹下通りにオープンする。経営はファーストキッチン(新宿区)。

「ウェンディーちゃん」グッズを扱うコーナー

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 2015年から展開する、米ファストフードハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」と日本発ファストフードチェーン「ファーストキッチン」のコラボ店舗となるWFK。2016年にウェンディーズを国内展開するウェンディーズ・ジャパンがファーストキッチンを買収し、両ブランドのコラボ店舗へと既存のファーストキッチンのリニューアルを進めてきた。

 これまで36店舗をWFK業態にリニューアルしてきた中、いずれの店舗でも売り上げが伸びるなど「成功が見えてきた」ことから、8月から新規出店を始めた。コラボ店39店舗目で、新規出店3店舗目となる原宿竹下通り店は旗艦店と位置付け、今後の業態開発への布石として新たな試みを取り入れるという。紫関修社長は「外食業界にとって原宿は簡単な街ではないが、外国人観光客や若者も多く、強い情報発信基地になる。チャレンジングだが効果は大きいのでは」と出店理由を明かす。ファーストキッチンの客層は20~30代を中心とした女性が7割ほどで、同店では10代の認知向上を図る。

 場所は「カフェソラーレ」跡。店舗面積は1・2階合わせて230平方メートル。席数は1階=15席、2階=77席の計92席。ファサードには直径2メートルを超す「ウェンディ―ちゃん」の看板を配置。店内は米東海岸の老舗アメリカンダイナーをイメージし、2階には半円型ボックスシート(5卓)を配置するほか、レンガ調の壁や木調の床、照明器具などインテリアで時代感を演出する。BGMは店舗オリジナルで、「Dance&Swing Selection」をテーマに、データイムには現代の洋楽ポップスやエレクトロミュージックなどを、ナイトタイムにはダウンテンポな曲や「ややジャズ寄り」の作品を、それぞれ選ぶ。

 1階には物販コーナーを初展開。「ウェンディーちゃん」のイラストをプリントしたマグカップ(750円)やピンバッジ(200円)など米直輸入の商品を含めたグッズを販売し、ウェンディーズブランドを発信する。

 メニューは既存店同様、ウェンディーズバーガー(490円)やカルボナーラ(580円)などバーガー、パスタなどをラインアップ。日中と夕方以降の時間帯で客層が変化することから、18時以降にはビールやワインなどのアルコール1種に、フレーバーポテトやチキンナゲットなどのサイドメニュー1品が付く「大人の得セット」(500円)も用意し、「年齢層の高い大人」にも対応。今後、同店オリジナルの夜メニューの展開も予定する。

 同店限定メニューとして、オープン時にはファッション&音楽イベント「ガールズアワード」とタイアップした「ジュエルタピオカ」(M450円、L750円)を用意。コーヒー、炭酸水、アイスティー、レモネードなどベースとなるドリンク14種類と、ストロベリー、マンゴー、ライチ、キャラメルなど味付きタピオカ9種類をそれぞれ選べる。秋冬メニュー(10月~11月以降予定)として、来店客がスマートフォンで撮影した写真をラテアートとして転写できるカフェラテの提供も予定する。客単価は、昼=800円、夜=1,200円を想定する。

 既存店では紙コップなど使い捨て容器を使っているが、同店ではイートイン利用客にはドリンクはマグカップやグラス、フードは陶器皿で提供する。

 アーネスト・M・比嘉会長は「竹下通りは世界的に注目されている街であり、情報発信のメッカと言われている。そういった意味で、当店は最もシンボリックな店で、今後の成功につながれば」と期待を込めた。

 営業時間は8時~22時。年間26万人の来店を見込む。

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