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渋谷区、初の「自主避難施設」開設 台風13号接近受け区内2カ所に

「ひがし健康プラザ」内に設置された自主避難施設

「ひがし健康プラザ」内に設置された自主避難施設

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 強い台風13号の東日本接近に伴い渋谷区は8月8日、区初となる自主避難施設を「ひがし健康プラザ」(渋谷区3)など区内2カ所に開設した。

17時ごろの渋谷川の様子

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 気象庁によると、台風13号は8日夜遅くから9日午後にかけて暴風域を伴い関東地方や東北太平洋側に接近する見込みで、速度を上げずに北上するため影響が長引くおそれもある。関東地方では9日にかけて局地的に猛烈な雨が降るなど激しい雨が続き、多い所で350ミリの雨量が予測されている。

 区では8日12時に土木部内に水防本部を設置。台風の接近に伴う渋谷川の増水や氾濫に備え、初の自主避難施設開設を決めた。避難施設とするのは、いずれも区施設の「ひがし健康プラザ」内と「地域交流センター恵比寿」(恵比寿西2)内。自主的な避難を希望する区民向けに利用を呼び掛けている。

 15時の避難施設開設に伴い、ストレッチマットや毛布、医療キットなどの準備を進め、受け入れ態勢を整えている。自主避難する区民には、必要な飲料水・軽食などの用意を勧めている。区内在勤者など区民以外の利用は不可。

 区は、風水害への不安や、避難行動に時間を要するなどの理由で自主的に避難する住民に向け「早めの利用を」と呼び掛けている。今後状況が悪化し区内各所に避難所を開設する場合は、区ホームページなどで公表する。問い合わせは防災課災害対策推進係(TEL 03-3498-9408~9)まで。

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