伊藤忠商事は29日、「ブルーノート東京」（南青山）などを国内で展開するブルーノートジャパンと、親会社のライカの営業権と資産を総額100億円で譲り受けると発表した。譲渡は両社の民事再生法の開始決定を受けたもので、伊藤忠商事は子会社のアイティーエフジャパンを「ライカ」に社名変更し、旧ライカと旧ブルーノートジャパンの事業を継承する。新生ライカの資本金は2億円で全額を伊藤忠商事が出資し、旧ライカの社員約1,200名全員を引き継ぐ。「ディーン＆デルーカ」の丸の内・渋谷出店などの実績を持つ伊藤忠商事では、ブルーノート事業についても、音楽と食を切り口に新しいビジネスモデルを確立し、ブランド育成に力を注ぐ方針。新会社ライカは2007年3月期に、アパレル部門が250億円、ブルーノート部門が25億円、計275億円の売り上げを目指す。伊藤忠商事（プレスリリース）