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渋谷にタイ発カオマンガイ専門店「ガイトーンTokyo」-国内1号店

店舗外観。店頭では鶏をさばく様子が見れる

店舗外観。店頭では鶏をさばく様子が見れる

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 渋谷・明治通り沿いに7月11日、タイ発カオマンガイ専門店「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」の国内1号店「ガイトーンTokyo」(渋谷区渋谷3、TEL 03-6805-1202)がオープンする。

カオマンガイ・ソムタム・スープのセット(850円)

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 「カオ(=ご飯)マン(=油)ガイ(=鶏肉)」は鶏肉をゆでただしスープで炊いたご飯に、ゆでた鶏肉とソースをかける料理。タイ本店は1960年にタイ・プラトゥーナムで創業し、今年54年目を迎える老舗。従業員がピンクのユニホームを着ていることから、「ピンクのカオマンガイ屋」の名で知られている。

 国内展開はガイトーンプラトゥーナムジャパン(宇田川町)が手掛ける。同社社長の中村隆介さんは、飲食店を展開するカスタマーズディライト(江東区)も経営。2012年に同社でタイ・バンコクへ出店する際、現地滞在中に知人の案内で同店を訪れ、初めてカオマンガイを食べたという。帰国後、日本でもカオマンガイを食べ歩いたが、「(ガイトーンを)超える味に出合えなかった」と中村さん。タイへ行った際には同店へ足を運ぶようになり、「日本でも展開したい」と昨年6月にタイのゴアン社長と交渉。7月に独占販売権を取得し、8月にガイトーンプラトゥーナムジャパン社を設立した。

 国内1号店は、情報発信力や「多種多様な幅広い世代がいる」ことなどから渋谷に出店。店舗面積は46.5平方メートルで、席数はスチールのテーブル9卓で18席。店舗デザインはタイ本店をアレンジした屋台風に仕上げた。店頭で鶏をさばいている様子が見られるガラス張りのキッチンにするなど「ライブ感」を演出。店内の壁一面にはタイ本店同様白いタイルを張るほか、タイ本店の写真を掲出している。椅子などにピンクを取り入れるほか、スタッフはタイ本店同様ピンクのポロシャツを着用する。同店で働くスタッフは7割がタイ人であることもあり、タイ語での注文も受け付ける。

 メーン料理はカオマンガイのみ。鶏肉は国産だが、ご飯はタイ本店と同じジャスミン米を使う。タイ本店の味を「再現した」というソースは、タイのみそ、しょうゆ、黒酢じょうゆを混ぜて発酵させ、ニンニクやショウガ、唐辛子などの風味を効かせる。メニューは、カオマンガイ(700円)、 カオマンガイ・ソムタム(パパイアサラダ)・鶏がらスープのセット(850円)、シンハービール(560円)など。テークアウトにも対応。パクチーは無料で提供するが、タイの支援に活用するための募金箱を置き寄付金を募る。

 中村さんは「僕が初めて食べた時の感動を味わっていただきたい」と来店を呼び掛け、「タイ出店時にはお世話になっているので、本場の味を伝えるだけでなく、交流の場になったり、雇用を生み出したり、恩返しをしていけたら」と話す。

 売り上げ目標は月商700万円~800万円。同社は「味のクオリティーを保つことを第一に」他店舗化していく予定で、都内にもう1店舗と商業施設内含め大阪や名古屋など主要都市への展開を視野に、1年で2・3店舗の出店を目指す。

 営業時間は11時~23時。

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