食べる

中目黒にひな鶏素揚げ専門店「嫡嫡」-元和食店が業態絞り出店

同店を切り盛りする店主の正野富士雄さん(左)とスタッフの金井浩行さん(右)

同店を切り盛りする店主の正野富士雄さん(左)とスタッフの金井浩行さん(右)

  • 0

  •  

 中目黒にひな鶏の素揚げ専門店「ヒナアゲ嫡嫡(チャキチャキ)」(目黒区中目黒1、TEL 03-5734-1318)がオープンして2カ月がたった。経営はでん玉(渋谷区幡ヶ谷2)。

自家製ブレンド油で素揚げしたひな鶏を提供する

[広告]

 同社は参宮橋駅近くで15年ほどおでんと和食の店「でん玉」を営業していたが、昨年2月に同店は閉店。次の出店を考える中、居酒屋が増えメニューも多様化していることなどから「専門店の方が、勝率があるのでは」と業態を絞り出店した。

 店舗面積は約14坪で、席数は22席。コンクリート打ちっぱなしの壁面はそのままに、グラフィックアーティスト・ボブフェットさんが手掛けたDJやブレークダンス、スケートボードなどを描いた浮世絵を飾る。茶色を基調としたテーブルや椅子を配し、「モダンな雰囲気」に仕上げた。

 同店では、「国産朝びき」のひな鶏を宮古島の「雪塩」で下味をつけ、200度くらいの高温にも耐えられるよう調合した自家製ブレンド油で素揚げしたものを提供。テーブルにはわさび塩や桜の葉を使った塩なども用意し、好みに合わせ食べられるようにする。メニューは、砂肝・手羽・ももの素揚げと鶏スープが付く「国産ひな鶏素揚げコース」(2,000円)のほか、漬物(400円)、炊きあがったご飯に細かく刻み甘辛く煮たひな鶏を混ぜる「〆に鶏の炊き込みごはん」(600円)のみで、今月中には、サラダなど野菜料理の提供も始める予定。

 ドリンクは、エビス生ビール(600円)や焼酎(500円)、オーガニックワイン(グラス600円、ボトル3,000円)、シャンパン(1万円~4万円)、ウオツカベースに生のショウガとライムを使ったオリジナルカクテル「ぴよぴよ」などのアルコール、ソフトドリンク(300円)をそろえる。客単価は3,500円前後。

 オープン後は30~40代を中心に20代後半から50代まで、1人や夫婦・カップル、仕事帰りのビジネスマンなど幅広い層の来店があるという。店主の正野富士雄さんは「新天地で頑張ろうと決めた。シンプルでおいしければ一本でやっていけると思う。駅から少し離れているので、当店の料理を食べる目的を持って来ていただけるような店になれれば。(空揚げとは)また違うものだと思って食べていただければ」と話す。

 営業時間は16時~23時。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース