ヘッドラインニュース
写美でアメリカの「混迷期」追う大規模企画展−シリーズ第2弾
(2008年09月18日)
「アメリカ」に関する写真を一堂に集め文化や歴史を振り返る大規模企画展「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ」の第2部「我が祖国 1918-1961」が、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)で開催されている。
同シリーズは、同館が所蔵する約2万3,000点の作品の中から、米著名写真家の作品や「アメリカ」をキーワードにした作品など数百点を3部構成で展示。第1部「星条旗 1839-1917」(7月5日〜8月24日)では、フランスからダゲレオタイプ(銀板写真)が渡来した1839年からヨーロッパの写真表現を米国に伝えたアルフレッド・スティーグリッツ主宰の写真雑誌「カメラ・ワーク」が休刊した1917年までの作品を紹介した。
第2部では、第一次世界大戦が終結した1918年からケネディ大統領就任の1961年までに焦点を当て、世界恐慌や第二次世界大戦、東西冷戦など激動の時代に米写真史がどのように変化したのかを、162枚の作品から探る。アート、ファッション、ドキュメンタリー、自然など幅広いジャンルの作品を展示。ファッションのポートレートで活躍した米写真界の巨匠アーヴィング・ペン氏やフォトジャーナリストのユージン・スミスなど著名写真家による作品が一堂に並ぶ。
産業記録として自動車メーカー「フォード」の1920年代の工場などを収めた写真家チャールズ・シーラーの作品をはじめ、高度な撮影とプリント技術「ゾーン・システム」を用い大自然を鮮明に写し出したアンセル・アダムスの代表作「月の出、 エルナンデス」(1941年)、ロバート・キャパがノルマンディー上陸作戦で兵士の一瞬をとらえた世界的に有名な写真「オマハ・ビーチ、コルヴィユ=シュル=メール付近、ノルマンディー海岸」なども公開。
日本で報道写真を広めた写真家の一人、三木淳がミュージシャンのルイ・アームストロングを撮影した「ルイ・アームストロング(1900-71)東京で、『世界の巨匠』より」(1900年)や、アーヴィング・ペン氏と並びアメリカを代表するファッション写真家、リチャード・アヴェドンの初期の写真なども並ぶ。写真のほか当時の雑誌も展示し、1950年代に発行されたファッション誌「ヴォーグ」やマリリン・モンローが表紙を飾った写真雑誌「ライフ」などの本誌も併せて展示する。
10月中旬から始まる第3部「アメリカン・メガミックス 1957-1987」(10月25日〜12月7日)では、小説家で詩人のジャック・ケルアックが小説「オン・ザ・ロード」を発表した1957年からアンディ・ウォーホルが他界した1987年までの写真を紹介する。
会期中の第2・第4金曜日は、同館の学芸員が展示説明(16時〜)を行うほか、10月12日にはピーター・バラカンさんを講師に招き、「アメリカのポピュラー音楽−ジャズ・エイジからロックンロールまで」をテーマにしたレクチャーを行う。
開館時間は10時〜18時(木曜・金曜は20時まで)。月曜休館。入場料は、一般=500円、学生=400円ほか。10月19日まで。
東京都写真美術館写美で「液晶絵画」展−大型ディスプレーで絵画作品を表現(シブヤ経済新聞)米国史に迫る大規模写真展「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ」−写美で(シブヤ経済新聞)没後30年、ユージン・スミス写真展−京都近代美術館で(烏丸経済新聞)
- このニュースを友だちに送る
- ソーシャルブックマークに登録
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://www.shibukei.com/headline/5586/trackback.html
アーカイブス
オダギリジョーさん、渋谷で主演映画の会見−夫婦仲の「秘訣」も披露来年2月に全国公開される韓国映画「悲夢(ひむ)」の記者会見が11月20日、渋谷・セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町…
気鋭イラストレーター若野桂さん、代官山で個展−オリジナル陶芸作品も代官山「ギャラリー スピーク フォー」(渋谷区猿楽町、TEL 03-5459-6385)で11月21日、デザイナー、イラ…
原宿・官民一体大規模開発−高層マンションは隈研吾さんら監修原宿・明治通り沿いの東京都が所有する土地で、民間が警察施設や商業施設などを整備するPFI事業「神宮前一丁目民活再生プロジ…
恵比寿ガーデンプレイスで「ボジョレ・ヌーボー」複合イベント−限定フードもボジョレ・ヌーボーの解禁日に合わせ11月20日〜22日、恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)で今年のボジョレ・ヌーボ…
田名網敬一さん初期作品一堂に−渋谷の地下ギャラリーで個展アーティスト、田名網敬一さんの初期作品に焦点を当てた企画展「COLORFUL」が11月22日より、渋谷・宮益坂近くのコン…
