雑誌のオンライン書店「Fujisan.co.jp」を運営する富士山マガジンサービス（渋谷区南平台町）は7月15日、デジタル雑誌ストア「Fujisan Digital」をリニューアルし、取扱雑誌数を大幅に拡充した。

　デジタル雑誌ストアは、日本記念日協会から承認もされている記念日「2月23日（富士山の日）」にちなみ昨年2月、正式にサービスを開始。表紙から最後のページまで雑誌全体がデジタルで閲覧できる「デジタル雑誌」を提供してきた。当初30誌未満からスタートした提携媒体数や関連サービスを拡充、「デジタル雑誌では日本最大級の品ぞろえになる」（同社）という。

　リニューアル後の雑誌数は、「AERA」（朝日新聞社）、「週刊ダイヤモンド」（ダイヤモンド社）など100誌以上。これまでの定期購読制から新たに単品販売も開始し、バッグナンバー購入などの需要に対応する。新サービス「雑誌横断検索」では取り扱う100誌以上の媒体、計約1000号のバックナンバー記事の中から特定のキーワードを検索し、興味ある記事を見つけ雑誌を購入することもできる。

　購入前に雑誌の内容の一部を確認できる「ちら見」機能をほぼすべての雑誌で採用、バックナンバーを「見本誌」として1冊無料で閲覧可能とするなど、「立ち見感覚」（同社）で使える機能も強化した。ストリーミングサービスを導入することで専用リーダーやデータタウンロードの必要がなくなったのもリニューアルの特徴。

　雑誌は購入後、これまで通り発売日の0時から閲覧可能。

Fujisan Digital3月4日を「雑誌の日」に－富士山マガジンサービスが制定（シブヤ経済新聞）