浴衣でクールビズ 渋谷の企業が着用呼び掛け、着付けサービスも

浴衣を着て仕事をしている社員ら

浴衣を着て仕事をしている社員ら

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 渋谷エリアの企業が7月31日、浴衣を着て仕事をする「SHIBUYA COOL BIZ DAY」を実施している。

浴衣姿で出社する社員たち

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 現在渋谷駅周辺で展開されている「渋谷夏祭り」の一環。2020年の東京五輪・パラリンピック開催を見据え、「日本文化の発信」「国際交流の促進」「地域社会の活性化」を基本趣旨に昨年初開催。「おもてなし」と文化発信をテーマに街の魅力向上と来街促進を図る。

 クールビズデーは「渋谷ならではの粋なクールビズ」をテーマに、渋谷を拠点とする企業20社約300人を対象に仕事中の浴衣着用を推奨。参画した企業の1社である東急電鉄はこの日、セルリアンタワー東急ホテル内に着替えられるスペースを設置し、浴衣を持参した人への着付けサービスや、浴衣などのレンタルサービスを用意し参加を呼び掛けた。

 同社社長室総務部総務課の大嶋悟課長は昨年に次いで2回目の参加。昨年の実施に合わせ購入したという浴衣は、オフィス内で着ることから黒を基調に落ち着いた雰囲気のデザインを選んだ。普段のクールビズよりも「浴衣ははだし(=げた)で涼しい」と快適なようで、来客者からも「楽しいですね」など好感触を得られているという。

 経営企画室観光事業開発部VISIT渋谷推進課の佐藤菜央美さんは、今年から本社勤務になったことから初参加。えんじ色の生地にボタンの花が描かれている浴衣で、花や葉っぱに使われている白と緑に合わせて、今年新調したという帯と帯ひもを合わせていた。「昨年の様子を見ていたので参加したいと思っていた」といい、「多くの人が浴衣を着ているので一体感がある。話したことがなかった違う部署の人とも話すきっかけになった」と喜ぶ。

 渋谷夏祭りでは、駅周辺の大型商業施設を中心に、浴衣の販売やレンタル・着付けサービス、イベントやセールなどの「おもてなし企画」を展開している。8月2日まで。

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