神宮前のギャラリー「ROCKET」（渋谷区神宮前6、TEL 03-3499-1003）で現在、クリエーティブスタジオ「クローカ」（港区）によるバレンタイン企画「THE SECRET PATISSERIE－双子の寓話（ぐうわ）－」が開催されている。

花の形のアイシングパーツなどを選んでオリジナルのカップケーキが作れる

　昨年に続く同スタジオのバレンタイン企画。今年は、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の後日談をイメージした「秘密のスイーツ製造所」をテーマに、バージョンアップした企画を展開する。

　1階には、「秘密のパティスリー」をイメージした「チョコレートテーブル」を設置。チョコレートテーブルには蛇口が付いており、クラシック（ミルクチョコレート）、ホワイト（以上、一杯500円）、イチゴパウダーで味付けるストロベリー（同600円）の3フレーバーのホットチョコレートが出てくる。

　一角に設置する同社オリジナルのポップコーンマシンでは、日により異なる味のポップコーン（700円）を作る。菓子作家のokashico.さんやmicarinaさんによる同イベント限定の菓子（5フレーバーのメレンゲ＝1本350円、4種のプラリネナッツボックス＝1,200円など）も販売する。

　2階には、micarinaさんと同社による「カップケーキ工場」を展開。ベースとなるカップケーキ（350円）と、花の形のアイシングパーツ（50円～250円）やデコレーションパーツ（150円～500円）、オリジナルラッピングペーパー（150円～）を選んで、来場者がオリジナルのカップケーキを作れるようにする。同フロアでは、グレープやレモン、ミントなど5フレーバーの綿菓子（300円）も販売している。

　多い日では1日800人ほどが来場している同企画。来場者の8～9割が女性だが、男性同士やカップルなどでの来場者もいる。昨年よりコンテンツが増えたため、滞留時間が長くなっているのも特徴的。オープン前から行列ができるためオープン直後の2時間が最も混雑するといい、18時以降が比較的空いているという。同社所属のアートディレクターで作家としても活動する矢島沙夜子さんは「場所が分かりづらいのも逆手にとって、探し出して楽しんでいただきたい」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は12時～20時。入場無料。2月17日まで。