リリース発行企業:株式会社テンポスホールディングス
株式会社テンポスバスターズ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:森下篤史)は、お客様から買い取った中古厨房機器を、全国13拠点の買取センターで一台ずつ再生したうえで販売しています。2025年からは買取センターでトヨタ式の「5S活動」を推進し、2026年の年間再生数は前年の3万4000点から約2割増加し、過去最高の4万1000点となりました。

「リユース経済新聞」(2026年10月25日発行)
この取り組みが、中古品の買取・販売業界の専門紙「リユース経済新聞」(2026年10月25日発行)の「工場見学」コーナーで、松戸買取センター(千葉県松戸市)を事例に紹介されました。
「物に生命を与える」仕事
閉店した飲食店に残された厨房機器や食器は、誰かが引き取らなければ、そのまま廃棄されてしまいます。テンポスはそれらを買い取り、もう一度飲食店の現場で使える状態に再生しています。私たちはこの仕事を「物に生命を与える」仕事と呼んでいます。
テンポスには、「リサイクル業は、なるべく高く買い取り、赤字にならない範囲でできる限り安く売る商売だ」という考え方があります。知識と技術を磨くことでコストを下げ、その分を価格でお客様に還元しています。5S活動による生産性の向上も、この考え方の延長にあります。
開業時の設備費を抑えることは、お店を長く続けるための大切な一歩です。当社は「飲食店の5年後の生存率45%を90%にする」ことを目指しています。ただし、安さだけで選んだ機器がすぐに故障すれば、修理費がかかるうえに営業も止まり、かえってお店の負担になってしまいます。そこで当社は、買い取った商品をそのまま店頭に並べるのではなく、すべて自社の買取センターで再生しています。目指しているのは、中古でも新品と同じ状態に近づけることです。
中古でも、長く使える一台を届けるために
飲食店で使われてきた厨房機器は、家庭用と比べて油汚れがひどく、内部に傷みを抱えていることもあります。そのため、テンポスの再生作業は、機器を分解するところから始まります。内部の汚れや配線の状態まで確認してから洗浄し、組み立て直した後は、正常に動くか、水漏れがないかを点検します。冷蔵庫などの冷機器は、チェックリストに沿って庫内温度やファンモーターの運転状況も確認します。さらに、トラックへの積み込み前にも、汚れが残っていないかを改めて確かめます。
一台ごとに手間はかかります。それでもこうした工程を省かないのは、開業や設備の入れ替えで費用を抑えたいお店にとって、購入後も安心して使い続けられることが何より大切だと考えているからです。また、再生した中古の厨房機器には、5万円(税抜)以上の商品で1年間、5万円未満の商品で原則90日間の保証を付けています[1]。

「リユース経済新聞」(2026年10月25日発行)
松戸をはじめとする全国13拠点の買取センターで再生した商品は、北海道から沖縄まで、全国のテンポスバスターズの店舗へ届けられます。お客様は全国86店舗[2]の店頭で、再生品をお選びいただけます。5S活動の導入によって再生数が増えたことで、店頭で選べる中古機器の幅も広がっています。
[1] 会員登録が必要です。一部、保証対象外の商品があります。
[2] 2026年11月時点;2026年11月9日福岡県飯塚市オープン予定の新店もカウント
品質を保ったまま、再生数を増やす取り組み
トヨタ式「5S」の導入
2025年、OJTソリューションズのコンサルティングを受け、トヨタ式「5S活動」(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を導入しました。まず松戸と戸塚のセンターで取り組みを始め、松戸だけでも4トントラック1台分の不要物を手放しました。そのうえで、作業しやすい動線をつくり、工具や部品の置き場所を決めています。人手が足りないと感じたら、人を増やす前にやり方を変える。テンポスが大切にしてきたこの考え方を、再生の現場で形にした取り組みです。
全国13拠点への横展開
松戸で生まれたノウハウは、松戸の商品再生課が中心となり、全国のセンターへ広げています。毎月開催する「5Sコンテスト」で各センターの改善事例を共有し、一拠点だけの成功で終わらせない仕組みをつくっています。
誰もが技術を身につけられる育成の仕組み
松戸では、社員7名のうち4名が外国人の特定技能人材です。国籍や経験を問わず、入社時点で専門知識がなくても、スキル習得表に沿った教育によって、半年後には7割以上の技術を習得できるようにしています。動画マニュアルも用意し、見ながら覚えられる環境を整えています。知識より訓練を重んじる当社の育成方針を、再生の技術にも生かしています。
成果と、これから
5Sの導入後、年間再生数は7000点(約21%)増加し、4万1000点となりました。テンポスバスターズの中古厨房機器の販売も、2026年4月期第3四半期累計で前年同期比14.0%増となっています。昨年の買取センター全体の売上は22億円でした。
仕入れの面では、2025年5月から中古業者向けの自社オークションを開始し、千葉・京都・福岡で開催しています。店頭では売れにくい特殊な用途の機器にも買い手がつくようになり、これまで買い取れなかった商品も引き取れるようになりました。閉店や設備の入れ替えで厨房機器を手放す飲食店にとっては、売却の選択肢が広がります。
当社は全国300店舗体制を目指して出店を続けています。あわせて、中古厨房機器の買取数を4万4千台から8万台へ引き上げる計画を掲げ、修理・再生の生産性を高め、供給を最大化する方針です。既存工場では土日・夜間の稼働も始めています。買い取った機器を、品質を落とさずにどれだけ早く店頭に届けられるか。5S活動は、その成長を支える土台となっています。
今後は、飲食店からの修理依頼にも対応できる体制を整え、再生の技術を社外のお客様にも役立てていく考えです。また、外国人社員が増えてきたことから、海外での買取センター設置も視野に入れています。
掲載紙面
媒体名:リユース経済新聞
発行日:2026年10月25日(第642号)
掲載面:11面「工場見学」
見出し:中古厨房機器 年間4万1000点再生/5Sを徹底して生産性が向上

「リユース経済新聞」(2026年10月25日発行)
再生の現場を写真とともに紹介した記事は、ぜひ紙面でご覧ください。
会社概要
株式会社テンポスバスターズ
代表者:代表取締役社長 森下篤史
所在地:東京都大田区東蒲田2-30-17 サンユー東蒲田ビル7階
創業:1997年3月
古物商許可:東京都 第302211706229号
https://tenposbusters.co.jp/