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「書を捨てよ、町へ出よう」-表参道で寺山修司の「言葉」展

189冊の書籍が並ぶ場内

189冊の書籍が並ぶ場内

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 表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「EYE OF GYRE」(TEL 03-3498-6990)で現在、「寺山修司幻想図書館~書を捨てよ、町へ出よう~」展が開催されている。

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 詩人や小説家、映画監督など幅広く活動した寺山修司は1935(昭和10)年青森生まれ。18歳で短歌研究新人特選「チェホフ祭」を受賞し歌壇デビュー。1967(昭和42)年には横尾忠則さんらと劇団「天井棧敷」を結成し国内外で公演。1983(昭和58)年に47歳で亡くなった。没後30年にあたる今年は、展覧会や演劇などのイベントが国内外で開かれている。

 同展では寺山の「言葉」をフィーチャー。木製の椅子やテーブルを配した「幻想図書館」では、「書を捨てよ。町へ出よう」「毛皮のマリー」「ああ荒野」など189冊を展示。書籍は手に取って読むことができる。壁面には「『  』を捨てよ、町へでよう」と書いた黒板を掲出。空白の部分を来場者が書き込むことができるようになっている。

 そのほか、寺山直筆の生原稿や、モノクロにした劇団「演劇実験室◎天井棧敷」の舞台ポスター、寺山の言葉を外側に刻印した2Bの鉛筆などを展示。寺山の言葉をプリントした缶バッジを入れたガチャガチャ(1回100円)も用意した。

 開催時間は11時~20時。入場無料。8月31日まで。

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