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渋谷で劇団「天井棧敷」ポスター展-寺山修司没後30年企画

場内では演劇ポスター約40点や舞台小物、寺山修司の直筆原稿などを展示する

場内では演劇ポスター約40点や舞台小物、寺山修司の直筆原稿などを展示する

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 渋谷・東急本店近くの「ポスターハリスギャラリー」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-5456-7218)で現在、「寺山修司と天井棧敷◎全ポスター展―演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌―」が開催されている。

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 寺山の没後30年を記念した同企画。1935(昭和10)年青森生まれの寺山は18歳で短歌研究新人特選「チェホフ祭」を受賞し歌壇デビュー。1967(昭和42)年には横尾忠則さんらと劇団「天井棧敷」を結成し、国内外で公演。詩人や小説家、映画監督など幅広く活動し1983(昭和58)年に47歳で亡くなった。

 同劇団のポスターは横尾さんや宇野亜喜良さん、金子國義さん、林静一さん、花輪和一さんなどのアーティストが手掛けている。会場では、世界32都市で上演された「奴婢訓」の海外公演時のポスターや、「犬神・ドイツ(フランクフルト)公演版」(1969年、粟津潔)、「天井棧敷定期会員募集」(1967年、横尾さん)、「レミング‘82年改訂版 壁抜け男」(1982年、デザイン・戸田ツトムさん、画・合田佐和子さん)など、現存する演劇ポスター約40点を展示。併せて、寺山の直筆原稿・台本・舞台写真・舞台小道具などの演劇関連の資料も展示する。

 会場では、「没後30年記念缶バッジセット」(3個、630円)、1975(昭和50)年に杉並区阿佐ヶ谷を舞台に行われた「市街劇『ノック』」の地図をプリントしたTシャツ(3,150円)、粟津が手掛けた、並木橋近くの明治通り沿いにあった劇場「天井桟敷館」のデザイン画イラスト(840円)などを販売。4,000円以上の購入客には、宇野さんがデザインした「千一夜物語」(1968年)のチケットをデザインしたコースターを進呈する。

 開催時間は13時~19時。月曜休廊(月曜が祝日の場合は翌火曜)。入場料は、一般=500円、学生=300円ほか(会期中半券提示で何度も入場可能、寺山の命日である5月4日は入場無料)。今月19日まで。

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