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猪瀬都知事「東急と西武がつながるなんて…」-相直記念式典であいさつ

「東急と西武がつながるなんてことは思いもしなかった」とあいさつで述べた猪瀬直樹都知事

「東急と西武がつながるなんてことは思いもしなかった」とあいさつで述べた猪瀬直樹都知事

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 東急電鉄と東京メトロは3月15日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)で翌日に控えた相互直通運転開始に向けた記者会見を開いた。

握手する東急電鉄・野本弘文社長(左)と東京メトロ・奥義光社長(右)

 今回の相互直通運転でつながるのは、東急電東横線、東武東上線、西武池袋線・有楽町線、東京メトロ副都心線、横浜高速鉄道みなとみらい線の5社6路線。埼玉県西部から渋谷を経由して、横浜方面まで最長距離88.6キロ(元町・中華街~森林公園)がつながり、1都2県を縦断する広域ネットワークが形成される。

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 今回の相互直通運転により、人の流れも大きく変わると予測される。「乗っていただくためには、通勤・通学だけでなく、観光・レジャー・ショッピングなど、多くの人たちが行ってみたくなるような仕掛けが必要。多くは、そこの街自体と一緒になって進めていくことが何よりも大事」と東急電鉄の野本弘文社長。「渋谷ヒカリエを造る時もそうだったが、これからは文化を発信していくことが最も大事。新たな再開発の中でもそういう仕掛けを考えている」とも。

 東京メトロの奥義光社長は「当社としては素通りでも構わないので、案内役として務めていきたい。これを機会に関係する方々と連携して、東京を中心として首都圏の鉄道ネットワークの利用価値・利便性、首都機能・ブランドを高めていくことが交通事業者として大切な役割。中心のネットワークとして役目を果たしていきたい」意欲を見せた。

 相互直通運転開始後は、駅街区の再開発が本格的に始動。渋谷駅には最大地上46階となる3つのビルを建設するほか、246号線を挟んで南街区、現東横線ホーム・路線跡には地上33階建ての高層ビルを計画。さらに、東急プラザ渋谷(道玄坂1)跡地には地上17階の複合ビルの建設を予定する。

 続いて開かれた記念式典には、猪瀬直樹東京都知事や新渋谷駅をデザインした建築家・安藤忠雄さんらが出席した。

 「ミカドの肖像」「土地の神話」の著書もある猪瀬都知事は「東急と西武がつながるなんてことは思いもしなかった。五島慶太、堤康次郎、根津嘉一郎、そういう人たちがものすごいライバル心をもって東京で鉄道を展開していった。それが一つになった。これは歴史的にもすごいこと」と話した。さらに、「渋谷の再開発で一番大事なことは、最先端の産業と文化が結びつき、東京のブロードウェーと言われるような街になっていくイメージ。芸術豊かな街が渋谷で生まれることが東京全体の活力を作ることになるのでは」と期待を寄せ、「2020年東京オリンピック・パラリンピックを目指して、渋谷は世界に最先端情報を発信する文化の街だということを再開発の時点で(視野に)入れて、世界一便利な世界一優れた交通網を維持していただきたい」とエールを送った。

 安藤さんは「もう一歩次の新しい時代をつくるには、それぞれの街が同じようなものを作るのではなく個性的なものをつくらなければならない。そうした意味では(相直は)大きなスタートなのでは」とあいさつした。

 場内では、秩父のB級グルメ「みそぽてと」や川越のご当地焼きそば「太麺やきそば」、横浜市の「シウマイ」など沿線地域のグルメが振る舞われたほか、中台囃子連中(川越市)や中国南方獅子舞(横浜市)による演目も披露された。

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