渋谷・宇田川町に1人カラオケ店「ワンカラ」-電子ドラム設置部屋も

コンデンサーマイクや鏡を設置する通常のピット(=個室)

コンデンサーマイクや鏡を設置する通常のピット(=個室)

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 渋谷・井の頭通りの商業ビル「ちとせ会館」(渋谷区宇田川町)に8月7日、1人カラオケ専門店「ワンカラ渋谷ちとせ会館店」(TEL 03-5428-4410)がオープンした。経営は「カラオケ本舗まねきねこ」を展開するコシダカ(群馬県前橋市)。

電子ドラムを置いた「楽器ピット」

 昨年11月にオープンした神田駅前店(千代田区)を皮切りに、新宿や池袋、仙台に展開。同店は6店舗目となる。ターゲットは20代後半以降を想定する。同業態の需要を「郊外ではなく都心」と考え、今後も山手線沿線を中心に出店を進めていく予定。

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 「肉」をテーマにした飲食店街「渋谷肉横丁」などが出店するちとせ会館5階に出店。店舗面積は103坪。宇宙船をイメージしたフロアには、女性専用ゾーン・女性専用ルームも設け、「ピット」と呼ぶ個室は35室(うち8部屋が女性専用)を用意。ヘッドホンを着け、レコーディングスタジオを思わせるコンデンサーマイクでカラオケを楽しむのが特徴。全室に鏡を用意しているため、振り付けなどの練習もできるようになっている。全室オートロック。

 新たな試みとして2種の「スペシャルピット」を設置。「カラオケに付随した新たな楽しみ方」を検討する中で「楽器は切り離せない」と考え、電子楽器の製造・販売などを手掛けるローランド(静岡県浜松市)の電子ドラム「Vドラム」を置いた「楽器ピット」(2部屋)。「1人で練習出る場所が意外とない」という若者や過去にドラム経験のある年配客のニーズを見込む。今後はドラムだけでなく、他の楽器を備えるピットの展開も検討していく。

 「くつろげる空間」を目指した「ファーストクラスピット」(3部屋)は飛行機の中をイメージ。面積は、通常のピットの倍ほどになる約4.3平方メートル。床にはカーペットを敷き、靴を脱いで上がるようにしたほか、リクライニングチェアを備える。他の部屋と同様の19インチのモニターに加え、16インチと46インチの計3つのモニターを配した。部屋には利用客が持ち込んだソフトを見ることができるDVDプレーヤー、コーヒーマシン、アルコール類を完備した冷蔵庫も用意する。鍵はカードキー仕様。

 渋谷エリアにはカラオケ店の競合も多いが、既存のカラオケ店とは「似て非なるもの」と考えているという同社首都圏事業本部首都圏ワンカラゾーン・ゾーンサブマネジャー矢野斉さん。既存のカラオケ店は「コミュニティーの場であるが、当店はコミュニケーションの部分がない」とし、「1人の時間を有意義に過ごしていただき、当店の魅力を体験いただければ」と来店を呼び掛ける。

 滞在時間は1時間30分~2時間30分が中心。平日の利用料金は、ピット=1時間800円、楽器ピット=最初の1時間1,100円、延長30分ごとに550円、ファーストクラスピットは同2,000円、同400円。土曜・日曜・祝日は料金が異なる。ヘッドホンレンタル料は300円(持ち込み可能)。完全会員制(入会金200円、要身分証明書)。24時間営業。

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