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原宿に薬膳カフェ「オリエンタルレシピカフェ」-薬膳師がメニュー監修

店舗ファサード。テラス席も用意する

店舗ファサード。テラス席も用意する

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 原宿外苑中学校近くに4月、薬膳カフェ「ORIENTAL Recipe Cafe」(渋谷区千駄ヶ谷3、TEL 03-6434-0950)がオープンした。経営はgrin(渋谷2)。

ランチに提供する「食べる薬膳スープ」のセット

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 カフェでコーヒーを飲む感覚で、漢方や薬膳を「より身近に楽しく、ファッショナブルに提供したい」と開いた同店。

 店舗面積は75平方メートル。席数は、店内=33席、テラス=4席の計37席を用意。ファサードはガラス張りにすることで開放感を演出し、エントランスには古材を再利用したオブジェを配置した。木材を多用した店内では、薬膳の食材や薬膳酒などをディスプレーとして飾っている。店内は電源・Wi-Fiを完備。一角では食材やアロマなどの物販コーナーも展開する。

 料理は有機栽培や無減農薬栽培の野菜を多く使うほか、無添加にこだわって調理。メニュー開発は同社取締役で国際薬膳師・国際中医師の新井友加里さんと、ナチュラルチャイニーズレストラン「エッセンス」(港区南青山3)のオーナーシェフ藪崎友宏さんが監修した。

 モーニング(7時~10時)には、日替わりのスープとご飯またはパンが付く「本日の89zen(薬膳)朝スープセット」(650円)や「新鮮野菜のサラダボール」(550円)などを用意。ランチ(11時~14時)では、サフランやヨクイニンを使った「サフランとシーフードのスパイシースープ」や陳皮やヨクイニン、豆、昆布、根菜を使ったデトックススープ「アジアンミネストローネ」など6種の「食べる薬膳スープ」(各580円)、スープ1種やサラダバー、日替わりの薬膳小皿などが付く「89zen(薬膳)昼スープセット」(880円)、鶏のせせりを煮込んだほか、クミンなどのスパイスを使う「89zen(薬膳)カレー」(880円)などを提供する。

 ディナー(17時~)では、「オーガニックチーズ盛り」「89zen木の実入り蒸しハンバーグ」(各980円)、山芋や冬虫夏草、朝鮮ニンジンを使ったマッシュサラダ(680円)などの一品料理などをそろえる。ドリンクはオリジナルブランドの中国茶「クコキップチャ」「マイカイクロマメチャ」(各400円)などのホットティー、「有機農法ビール」(600円)などのアルコール、「菜の花と果物のジュース」(480円)などのフレッシュジュースなどをラインアップ。一部メニューには、卵・乳製品を含む動物性食品を使わない「VEGIメニュー」も用意している。客単価は、モーニング=650円、ランチ=900円、ディナー=3,800円。

 オープン後は20~50代まで幅広く来店。女性客が6割だが、男性一人での来店もあるという。同社磯部洋樹社長は「『薬膳』や『漢方』と聞くと、どうしても堅苦しいイメージがあった。もっと気軽にスタイリッシュに味わえることで、日常生活の中で自然とその効果を実感できる店にしていきたい」と話す。店舗では薬膳の料理教室や講座、試食会なども開催していく。

 営業時間は7時~22時(日曜・祝日は21時まで)。

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