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「シネセゾン渋谷」閉館へ-26年の歴史に幕、ミニシアター閉館続く

26年の歴史に幕を下ろす「シネセゾン渋谷」の劇場内

26年の歴史に幕を下ろす「シネセゾン渋谷」の劇場内

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 渋谷・道玄坂の商業施設「ザ・プライム」(渋谷区道玄坂2)6階の映画館「シネセゾン渋谷」(TEL 03-3770-1721)が2月27日、閉館する。

 同館は映画関連事業やホテル・飲食関連事業などを手がける東京テアトル(中央区)が1985(昭和60)年11月にオープン。スクリーンは1つのみで席数は219席。2008年には客席とロビーをリニューアルした。劇場では、エンターテインメント作品からアート作品など幅広い作品のほか、「個性的な」レイトショー企画やイベント上映も行ってきた。

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 同社は2009年12月から、明治通り沿い「cocoti(ココチ)」7階・8階に入る「ヒューマントラストシネマ渋谷」(渋谷1、TEL 03-5468-5551)の運営も開始。今回、「映画業界が短命化していることもあり、1スクリーンの劇場は効率が悪い」(同社広報高原太郎さん)と判断。3スクリーンあるヒューマントラストシネマ渋谷の運営が「軌道に乗ってきた」こともあり、運営を1館に集約する。

 オープニング作品は「そして船は行く」(フェデリコ・フェリーニ監督、1985年)。代表作は、いずれも興行収入が1億円超えした「レオン/完全版」(リュック・ベッソン監督、1996年)、「PARTY7」(2000年、石井克人監督)、「オール・アバウト・マイ・マザー」(ペドロ・アルモドバル監督、2000年)、「グラン・ブルー」(リュック・ベッソン監督、1992年)など。

 1月22日からは、赤ちゃんの誕生を5日後に控えた主人公ピーターと飛行機で知り合った役者の卵イーサンのアメリカ横断を描いたコメディー・ロード・ムービー「デュー・デート~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~」(トッド・フィリップス監督)をクロージング作品として上映。2月5日からはクロージング企画も展開を予定する。

 「26年間親しまれてきた劇場ではあるが、これで終わりではなく、当館でやってきた作品の流れやインディペンデント系の映画に力を入れていく姿勢は引き継いでいく」と高原さん。

 広域渋谷圏では、23年間営業を続けてきた「渋谷ピカデリー」(道玄坂2)が2009年1月に、渋谷・スペイン坂の映画館「シネマライズ」(宇田川町)地下1階スクリーンと地下2階の併設館「ライズX(エックス)」が同6月に閉館。さらに、「シネマアンジェリカ」(道玄坂1)が昨年11月に、円山町「渋谷シアターTSUTAYA」(旧「Q-AXシネマ」)が昨年9月に閉館したのに続き、ミニシアターブームをけん引してきた「恵比寿ガーデンシネマ」(恵比寿4)も今月28日で休館する。

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