東急東横線渋谷駅周辺がジオラマに-街のランドマークを凝縮

東急東横線渋谷駅やSHIBUYA109、東急百貨店などを凝縮して表現したジオラマ

東急東横線渋谷駅やSHIBUYA109、東急百貨店などを凝縮して表現したジオラマ

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 東京急行電鉄(渋谷区南平台町)の子会社、東急車両製造(本社=横浜市金沢区、TEL 045-701-9385)が販売している渋谷駅周辺の建物などを「凝縮した」ジオラマ「東急東横線渋谷駅 オリジナルジオラマ」が注目を集めている。

SHIBUYA109と東急本店をデフォルメして配置

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 3月から販売を始めた同ジオラマは、東急グループ各社のものを取り入れるという東急百貨店の今年の福袋企画で誕生した。福袋に入れるものを考えていた東急車両製造が、近年渋谷駅周辺が変化してきていることから「今の景色・風景を残しておこう」と考えジオラマを制作した。

 同社車両事業部サービスエンジニアリング部主査・海江田広さんは「昭和30~40年代の渋谷は東急百貨店を中心に広がっていた。現在も今の時代なりに変わってきており、今後どのようなかたちになるかは分からないが、これからも変わっていく。ジオラマは、街が進化していくのを記憶するツールの一つ」とし、「JR山手線の線路や東急東横線の外側壁面など、(2012年以降に)なくなってしまうものは何としてでも入れようと思った」と話す。

 ジオラマ制作を専門に手がけているディディエフ(大田区)が制作した同ジオラマ。横60センチ・縦45センチの土台に高さ約30センチで東急東横線渋谷駅や東急百貨店、SHIBUYA109、ハチ公前広場などほか、「渋谷ヒカリエ」建設のために既に解体された東急文化会館もデフォルメして再現。ハチ公前広場にハチ公像や「東急5000系」を置くほか、スクランブル交差点をイメージし、横断歩道を斜めに渡らせるなど「渋谷らしさ」も取り込んだ。ジオラマの線路で走らせることができる東横線の最新車両「5050系」4両も付属する。

 30台限定で販売している同ジオラマは、現在までに15台近くを販売したという。「購入されている方は、模型好きの方と当社と同じようにお考えの渋谷好きの方が半々くらい」と海江田さん。「人など細かい部分はあまり入れていないので、購入された方が好きなように工夫して細かい部分をアレンジしてもらえれば」とも。

 価格は15万円。現在は、電車市場楽天市場店で扱っている。

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