渋谷・シネマライズで「名画座ライズ」-過去ヒット作をリバイバル上映

スペイン坂のミニシアター「シネマライズ」がリバイバル上映企画をスタート

スペイン坂のミニシアター「シネマライズ」がリバイバル上映企画をスタート

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 渋谷・スペイン坂の映画館「シネマライズ」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3464-0051)は4月10日より、同館で上映したヒット作を中心に、過去の作品をリバイバル上映するシリーズ企画「名画座ライズ」を始める。

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 シネマライズは1986(昭和61)年6月に開館。独立系ミニシアターとなった1996年から「トレイン・スポッティング」(1996年)、「アメリ」(2001年)などのヒット作を次々と上映。渋谷に集積する「ミニシアター」の先駆け的存在に一つとして知られ、2004年には同館地下にデジタル対応シアター「ライズエックス」をオープン。今年1月には、映画情報番組の企画・制作業を手がける「マイシアター」(杉並区)との連携により、劇場公開中の作品を期間限定で有料オンデマンド配信するサービスもスタートさせた。

 1980年代に「ミニシアターカルチャーを謳歌(おうか)した世代」へ向けて、当時のヒット作をリバイバル上映する同企画。シネマライズ代表の頼光裕さんは該当世代に対し、「映画館に行く動機付けを行い、映画を見る楽しさを思い出してもらいたい」とし、若い世代には「『近』過去の個性的な作品を『みんな見ていないから見る』という体験を通して、ミニシアター的な映画を見る楽しさを知ってもらいたい」とも。

 第1弾は、4月10日~30日=「コーヒー&シガレッツ」(米2003年)・「8人の女たち」(仏2002年)・「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(米2001年)、5月1日~21日=「トレインスポッティング」(英1996年)・「ブエノスアイレス」(香港1997年)、「アメリ」(仏2001年)。

 リバイバル企画について、頼さんは「上映権が直前に切れるために上映できなかったり、作品を扱っていた配給会社の事情からプリントを入手できなかったり、理想のプログラムを組むのは大変」としながら、今後も「皆の記憶にあるヒット作と、埋もれた作品などをいろいろ取り混ぜて、メジャー映画と は違うインディペンデント系映画を見る機会、窓口を少しでも増やしたい」と話す。

 入場料は800円均一。

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