「シブヤパブリッシング」が編集ワークショップ-一流クリエーター講師に

出版機能と書店が一体になったシブヤパブリッシングが「編集ワークショップ」開講へ

出版機能と書店が一体になったシブヤパブリッシングが「編集ワークショップ」開講へ

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 渋谷・神山町の書店「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(シブヤパブリッシング&ブックセラーズ=SPBS)」(渋谷区神山町、TEL 03-5465-0588)は、全11回の講座を通して1冊の本を完成させる実践型の編集教室「編集ワークショップ2009」を開講する。

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 講座は10月25日から来年1月31日までの毎週日曜日、18時~21時に開く。受講者は約30人で、5~6人のグループを編成し、各グループ1冊の本の完成を目指す。カリキュラムは「企画の立て方」からスタートし、「企画とレイアウト」「取材の心得」「文章力」など、本の制作進行に合わせた実践的なテーマで構成。毎回、ゲストスピーカーとして「RELAX」(マガジンハウス、2006年9月休刊)元編集長の岡本仁さん、「TRANSIT(トランジット)」(講談社)編集長の加藤直徳さん、「papyrus(パピルス)」(幻冬社)編集長の日野淳さん、写真家の平野太呂さん、アートディレクターの寄藤文平さんなど、第一線で活躍するクリーターが登場する点も特徴。

 講座の企画は、カルチャー情報を扱う月刊誌「HUgE(ヒュージ)」(講談社)などを手掛ける編集プロダクション「EATer(イーター)」(富ヶ谷1)の柴田隆寛さんと伊藤総研さんが担当。ゲストスピーカーは、2人が「現在ものづくりにかかわっていること」「本や雑誌づくりに愛情と情熱を持っていること」にこだわって推挙したものだという。

 SPBSのCEO福井盛太さんは、ビジネス誌「プレジデント」(プレジデント社)の編集を経て独立、現在はスポーツマネジメント総合誌「Sport Management Review(SMR)」(SPBS)の編集長を務める。「編集」というテーマについて、福井さんは「本や雑誌づくりに生かすことができるだけでなく、日常生活や普段の仕事にも生かせるもの。実際にわたしがSPBSのような形態の店の経営に携われているのも、『編集者』としての経験があるからこそ」と話す。

 今月15日から募集を開始し、既に「大手新聞社の広告局の方や某宇宙事業関係者、会社役員の方、デザイナーさんなど、職種も志望動機も多種多様な方々から申し込みがあった」と福井さん。「『編集』に興味のある方ならどなたでも歓迎」とし、今後は「年2回ほど開催するSPBSの定番企画にできれば」と意気込む。

 受講料は15万7,500円(テキスト代金、出版物制作費用含む)。

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