映像制作会社「ロボット」アニメ作家4人の作品上映会-写真美術館で

映像制作会社「ロボット」所属のアニメーション作家4人の特集上映会開催。アカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」も©ROBOT

映像制作会社「ロボット」所属のアニメーション作家4人の特集上映会開催。アカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」も©ROBOT

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 映像制作会社「ロボット」(渋谷区恵比寿南3)所属のアニメーション作家4人の特集上映会が8月8日、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス、TEL 03-3280-0099)で始まった。

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 参加するのは、テレビCMやウェブ、モバイルコンテンツなど多分野の映像制作を手掛ける同社社内ユニットで、キャラクターやアニメーションを担当する「アニメーションスタジオケージ」所属の実力派アニメーション作家4人。

 第81回アカデミー賞を受賞した短編アニメ「つみきのいえ」でも知られる加藤久仁生さんは、多摩美術大学卒業後、2001年にロボットに入社。ウェブファンタジーアニメ「或る旅人の日記」をはじめCM、テレビ番組などを手がける。野村辰寿さんは、ディレクターとして数々のCM作品を演出。代表作はフジテレビの深夜番組のスポットアニメ「STRAY SHEEP」やNHK教育のクレイアニメ「ジャム・ザ・ハウスネイル」など。稲葉卓也さんは、NHK BSのキャラクター「ななみちゃん」など多くのキャラクター・デザインで知られ、坂井治さんはアニメーション制作会社「ガレージ・フィルム」を経て、2002年に入社。大学在学中から手がけていたオリジナル作品「金のまきば」が「NHKみんなのうた」で放送された経験も。

 上映会では、各人を代表する短編アニメ20作を一挙上映。「つみきのいえ」は、上昇する海面に合わせて「建て増し」を続ける「積み木」のような家に暮らし、家族との思い出を振り返る老人の思いが心を打つ物語。「STRAY SHEEP」は北アイルランドの自然を舞台に、「眠りの国」と「うつつの国」の間で冒険するひつじのポーを描いたファンタジー作品だ。

 15日には、メンバー4人によるトークイベントも開催(15時の回終了後)。映画鑑賞料は1プログラム(全20作品)につき、一般・学生=1,000円、中・高校生=800円、小学生以下無料。今月21日まで。

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