「セシルマクビー」のショ袋が全面刷新-サブバッグとしての利便性向上へ

2年6カ月ぶりに全面刷新したセシルマクビーのショッパー。不織布の素材に金色と白色のロゴをあしらった2種類を用意する

2年6カ月ぶりに全面刷新したセシルマクビーのショッパー。不織布の素材に金色と白色のロゴをあしらった2種類を用意する

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 人気ブランド「CECIL McBEE(セシルマクビー)」のショップ袋(ショッパー)が8月1日より、順次全面刷新している。

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 ショップ袋は、店舗で購入した商品を入れる持ち帰り用の袋。「ショ袋(ショブクロ)」とも呼ばれ、小物や弁当などを入れるサブバック代わりとして利用する女性も多く、人気ショップのものや限定のものはネットオークションで売買されるケースも少なくない。

 同ブランドを手がけるジャパンイマジネーション(中野区)広報担当の小林智子さんは「(ショ袋は)洋服同様、お買い上げ後の生活の中でお客さまとブランドをつなぐ重要なアイテム。サブバックという役割以上に、『ブランドへの愛着』を一人でも多くのお客さまに感じていただくための貴重なもの。気に入ったブランドのショ袋を持ち歩くことは、お客さま一人ひとりがセシルの宣伝をするという循環にもなる。また、友達と集まった時にみんながセシルのショ袋を持っていると『帰属意識』の発端にもなりうるアイテム」ととらえる。

 今回2年6カ月ぶりにショ袋の刷新を行う同ブランド。小林さんは「近年のエコブームにより単なる『買い物をしたときにもらえる袋』ではなく、『サブバック』としての需要もあるアイテムとしてショ袋に注目が集まっていたため、素材・デザインについても刷新することになった。渋谷の街を新しいセシルマクビーのショ袋で飾りたい」と話す。

 2007年2月より展開していた同ブランドのショッパーは、立地や客層に合わせてデザインやサイズの異なる3種類を用意。SHIBUYA109など「カジュアル志向の高い利用客が多い立地」の店舗では黒地に金色のロゴ、ルミネなど「エレガンス志向の高い利用客が多い立地」の店舗では白地に金色のロゴ、プランタン銀座(中央区)に出店している店舗のみブロンズに金色のショ袋を展開している。

 今回、「紙」から「不織布」へ素材を変更した。サイズは特大、大、中、小の4サイズ展開で、特大のみ紙製。中サイズのみ前面にポケットを付け、「サブバックとしての利便性」を高める。旧ショッパーで黒を展開していた店では黒地に金色のロゴで変わらないが、旧ショッパーで白を展開していた店では黒地にロゴが白色のバッグを展開する。「プランタン銀座」の店舗のみ、既存の紙製バッグの展開を続ける。

 小林さんは「現在、全国主要店舗から順次切り替えているが、各店舗に新ショッパーへの切り替え時期など多くお問い合わせをいただいている」と話し、「全店への導入完了は9月中を見込んでいる」という。

 また、7月末より同ブランド全国43店舗の販売スタッフを対象に初めての「ショップスタッフバッグ」の導入を開始。同ブランド販売スタッフの多くがショ袋をサブバックとして利用していることから、「同バックを常時携行することで販売スタッフにセシルマクビーへの帰属意識を高める」ことを目的に導入を決めた。同バッグの一般販売は行わない。

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