映画館スタッフらが選ぶ「映画館大賞」-渋谷で受賞作を特集上映

映画館スタッフが「おすすめ映画」を選ぶ第1回「映画館大賞」(写真=メーンビジュアル)

映画館スタッフが「おすすめ映画」を選ぶ第1回「映画館大賞」(写真=メーンビジュアル)

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 渋谷のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0211)で5月22日、全国の映画館スタッフが選ぶ「第1回映画館大賞」の入賞作7本を公開する特集上映「映画館大賞 ベストセレクション」が始まった。

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 主催は、映画サイト「シネミライ」編集部(円山町)有志による映画館大賞実行委員会。初の開催となった同賞では、全国のミニシアターや独立系劇場110館のスタッフが2007年12月1日~昨年11月30日に封切られた映画800本以上の中から、各スタッフが働く劇場での上映の有無にかかわらず「純粋に映画ファンにスクリーンで見てもらいたい作品」を選んだ。

 1位を獲得したのは、クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ最新作「ダーク・ナイト」。ダイナミックなアクションシーンをはじめ、混沌(こんとん)とした世界観や昨年急逝した故・ヒース・レジャーの悪役ぶりなどが大きな話題を呼んだ。

 同賞ではほかに、各界著名人が観賞した作品の中から「個人的なおすすめ映画」を選出する「あの人の1本」部門や、名画座館主らが特集上映された旧作から印象に残った作品を選出する「甦る名画」部門も設けた。

 「甦る名画」部門は、昨年2月に他界した市川崑監督作「幸福」(1981年)が受賞。市川監督の作品は追悼企画として、「新文芸座」(豊島区東池袋)、「シネ・ヌーヴォ」(大阪市)、「サロンシネマ」(広島市)など全国で特集上映された。

 特集上映では、入賞作の中から各日1作品、「ダーク・ナイト」(22日)、「ぐるりのこと。」(橋口亮輔監督、23日)、「愛人」(市川崑監督、24日)、「トウキョウソナタ」(黒沢清監督、25日)、「イントゥ・ザ・ワイルド」(ショーン・ペン監督、27日)、「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」(マーティン・スコセッシ監督、28日)、「歩いても 歩いても」(是枝裕和監督、29日)を、レイトショー上映する。上映開始は21時5分。

 期間中、ぐるりのこと。に主演したリリー・フランキーさん、トウキョウソナタ黒沢監督らが上映後にトークショーを行う。鑑賞料は各1,300円。今月29日まで(26日は休映)。

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