ミクシィ、住所知らないコミュ仲間に年賀状出せる新サービス

新たな取り組みとなる「ミクシィ年賀状」を手にする笠原健治社長

新たな取り組みとなる「ミクシィ年賀状」を手にする笠原健治社長

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 SNS大手のミクシィ(本社=渋谷区神宮前2)は10月28日、郵便事業と組み、住所を知らないミクシィユーザーに年賀状を出せる新サービス「ミクシィ年賀状」を開始すると発表した。

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 本名や住所を公開しないSNS「mixi」のユーザー同士が、日本郵便発行のお年玉付年賀はがきで年賀状を作成、ミクシィを通じ互いの情報を公開しないまま年賀状をやりとりできるサービス。はがきは、標準のテンプレートに加え、広告が入ることで通常はがきよりも安価な「スポンサードテンプレート」などを取りそろえ、幅広い嗜好(しこう)に対応する。

 ユーザーは、専用サイトから受け取り手(マイミクシィ、同じコミュニティに参加する友人・知人)を選び、テンプレートを選択。デザインや記入するコメント、決済手段などを選択すると、受け取り手にmixiメッセージが通知される仕組み。受け取り手側は、メッセージに承諾し、任意の住所と本名を入力すると年賀状が受け取れる。住所や名前を知っているユーザーであれば、送り手があらかじめ住所と名前を直接入力して作成、郵送することもできる。

 テンプレートは、通常の年賀状に加え、有名キャラクターや人気イラストレーターによるオリジナルテンプレートも。通常企業広告が入ることにより、通常価格は、はがき代、印刷代、郵便代金を含め98円、価格はデザインによって異なる。広告入りのスポンサードテンプレートは、通常より安い48円で年賀状を出せる。

 ミクシィでは「住所や本名を教えることなく、安心して年賀状を受け取ることができる。SNSと伝統的な『紙』の年賀状の良さを互いに引き出した」としている。

 11月下旬より受け付けを開始し、12月20日までに受け取りが確定した年賀状は、同25日までに投函される。作成・発注は2009年1月15日まで。

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